Please use this identifier to cite or link to this item: https://ah.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/128552
題名: 拉麵的社會史
The inputs and outputs of the food cultures ―The social history of Ramen―
作者: 吳香萱
Wu, Hsiang-Hsuan
貢獻者: 永井隆之
吳香萱
Wu, Hsiang-Hsuan
關鍵詞: 拉麵
食文化史
日本文化
表象文化
ラーメン
食文化史
日本文化
表象文化
日期: 2020
上傳時間: 5-Feb-2020
摘要: 1990年代日本大眾文化風靡全球,拉麵被視為日本的國民美食,廣受世界各地歡迎。台灣也出現許多日本連鎖的拉麵店,雖然價格比日本國內高出許多,仍大排長龍。 追溯其源頭,拉麵來自於中國。但現在儼然成為代表日本的國民美食。\n本論文首先考察拉麵中所隱含中國之意象,並闡述拉麵從中國傳入之後如何影響日本的社會、融入飲食生活及其融入之過程,探討其意象之轉變。最後,利用兒童讀物加以考證。\n在大眾媒體的包裝下,拉麵的日本意象逐漸覆蓋中國意象。在店家競爭激烈下,拉麵發展出許多口味以及針對不同客群的經營模式。1990年代後逐漸與日本的文化融合,成為代表日本的食物。日本人利用中國傳入的食物,加以包裝,最終以日本國民美食行銷至世界各地。這也可以說是日本文化的特色之一。
90年代後半から海外では、日本のアニメや「かわいい」ファッション、ファミリーレストランなどに代表される日本の大衆文化が受容されるようになった。特にラーメンは「クール・ジャパン」の一項目として加わえられ、多くの店がアジア各地に軒を連ねている。台湾での日本のラーメンチェーンは、価格が日本より高いにも関わらず、人気があり、口コミがさらによい評判を生んで、店内に入るのに何時間も並ばなければならない店も登場している。\n日本の国民食といわれるラーメンであるが、それは90年代以降に形作られたイメージである。元を辿ればラーメンは中国や朝鮮、大陸を起源とし、その後80年代に入っても、中華料理の一種というイメージを維持し続けてきた。だが、それにも関わらず、現在では日本食を代表するものとなっている。\n本研究は、まずラーメンにおける中国表象や日本におけるラーメンの受容について検討を行った。そして、子供向けの本、ラーメンを作中に登場させるコンテンツを事例とし、ラーメンにまつわる中国的イメージや日本的イメージの諸要素について検討し、日本の国民食化に至るまでのラーメンのイメージの具体相、およびラーメンのイメージが多様化する可能性について探りたい。\nラーメンはメディアの影響で、また販促のため、日本風にどんどん進化した。1990年代にラーメンは日本の文化と密接につながり、外来の食文化というルーツを隠蔽し始めた。ラーメンは緩やかに日本のシンポルになってしまった。日本人は、中国から伝来した食べ物をよく利用し、伝統と革新がせめぎ合い、最終的に日本の国民食として世界中へ売り出した。それも、日本文化のある独特な特徴であると考えられる。
參考文獻: 著書\n\n河野友美『たべものと日本人』講談社、1974\n奥山侊伸『たかがラーメン、されどラーメン』株式会社主婦の友社、1982\n玉村豊男「たかがラーメンが『日本人エライ論』になる怖さ」週刊読売1983年5月8日号\n朝日ソノラマ編『驚異の年間46億食―インスタント・ラーメン30年』朝日ソノラマ、1987\n玉村豊男『食の地平線』文藝春秋、1993(1988年初版)\n野口均『シベリア・ラーメン物語』文藝春秋、1994\nラーメン研究会編『ラーメン大研究』サンドケー出版局、1994\n里見真三「ラーメン博物館行列の怪」文藝春秋1994年7月号\n高崎隆治編『里村欣三著作集 第十二巻』大空社、1997\n奥村彪生『進化する麵食文化―ラーメンのルーツを探す』フーディアム・コミュニケーション、1998\n小菅桂子『にっぽんラーメン物語-中華ソバはいつどこで生まれたか』講談社、1998\n奥山忠政『ラーメンの文化経済学』芙蓉書房、2000\n河田剛『ラーメンの経済学』角川書店、2001\n大崎裕史『無敵のラーメン論』講談社新書、2002\n大久昌已・杉野邦彦『竹家食堂ものがたり―北のラーメン誕生秘話―』角川書店、2004\n原田信男『和食と日本文化 日本料理の社会史』小学館、2005\n石神秀幸『ラーメンの真髄』KKベストセラーズ、2007\n坂本一敏『誰も知らない 中国拉麺之路』小学館、2008\n竹中正治『ラーメンVS.マクドナルド』新潮社、2008\n奥村彪生『日本めん食文化の一三〇〇年』農山漁村文化協会、2014(2009年初版)\n佐野実『佐野実ラーメンの革命―麺は男、スープは女』朝日新聞、2009\n西村大志編『夜食の文化誌』青弓社、2010\n牧田幸裕『ラーメン郎に学ぶ経営学』東洋経済新報社、2010\n大崎裕史『日本ラーメン秘史』日本経済新聞社、2011\n速水健朗『ラーメンと愛国』講談社新書、2011\nジョージ・ソルト著・野下祥子訳『ラーメンの語られざる歴史』三松堂、2015\n野嶋剛『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』小学舘、2018\n\n辞書\n\n新村出編『広辞苑』岩波書店、1955\n\n論文\n\n谷川賀苗「子どもの発達と絵本―子どもと絵本との出会いについての一考察―」(『人間文化学部研究年報』7号所収)帝塚山学院大学人間文化学部、2005\n高原一隆「食のB級グルメと地域活性化に関する実証研究 : 富良野オムカレーを事例に」(『季刊北海学園大学経済論集』第61巻第2号所収)北海学園大学経済学会、2013\n會澤のはら・片山美香・高橋敏之「幼児を対象とした集団における絵本の読み聞かせに関する研究動向」(『岡山大学教師教育開発センター紀要』第9巻所収)岡山大学教師教育開発センター、2019\n\n考察対象\n\nねだよしおみ『らーめんつるつる』講談社、1978\n角野栄子『おばけのソッチラーメンをどうぞ』ポプラ社、1985\n岡田ゆたか『おいしいラーメンてんこうせい』ポプラ社、1986\n神保史郎『おまたせラーメン大統領』くもん出版、1986\n田原一朗『怪盗はラーメン作りの大名人』ポプラ社、1988\n寺村輝夫『こまったさんのラーメン』あかね書店、1988\n堀沢広幸『えんそくにいったラーメンはん』草炎社、1988\nやなせたかし『アンパンマンとらーめんてんし』フレーベル館、1988\n堀沢広幸『白雪ひめだよラーメンはん』草炎社、1989\n田森庸介『ラーメン城のたたかい』ポプラ社、1990\nしばはらら・ち『きょうりゅうのラーメン』教育画劇、1991\n中尾明『みそねこミケジローのなぞなぞラーメン』PHP研究所、1994\n宗谷つとむ『森のラーメン屋さん』(『ねこの三四郎―第六回志木市いろは文学賞作品集―』ぎょうせい、1996)\nしばはら・ち『ラーメンぽんぽこけん』鈴木出版、2000\n三田村信行『キャべたまたんてい ぎょうれつラーメンのひみつ』金の星社、2001\n原ゆたか『かいけつゾロリあついぜ!ラーメンたいけつ』ポプラ社、2001\n日本児童文学協会編『ごちそう大集合② 高木くんのカレー研究』偕成社、2003\nむらいかよ『しかえしはおばけラーメン』ポプラ社、2005\nたからしげる『ラーメン魔神亭―森のおくでひっそり営業中』ポプラ社、2006\n長谷川義史『ぼくがラーメンたべてるとき』教育画劇、2007\n水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎と妖怪ラーメン』メディアファクトリー、2007\n苅田澄子『じごくのラーメンや』教育画劇、2010\n早川真知子『ちゃわん虫とぽんこつラーメン』文研出版、2010\n上條さなえ『しあわせラーメン めしあがれ!』汐文社、2011\n長谷川義史『ラーメンちゃん』絵本館、2011\nサトシン著『だって おさるだもん』小学館、2015\n田中六大『うどん対ラーメン』講談社、2016\nときわひろみ『ラーメンひめ』教育画劇、2016\n富安陽子『天の川のラーメン屋』講談社、2017\nささきみお『ラーメンこうばん』アリス館、2018\n\nインターネット\n\n新横浜ラーメン博物館のサイト:http://www.raumen.co.jp/rapedia/trivia/07.html \n(最後閲覧:2019/9/26)\nラーメン店「一蘭」のホームページ:https://zh-cht.ichiran.com/ramen/(最後閲覧:2019/10/2)\nアニメ『鬼灯の冷徹』、第弐期15話、https://www.youtube.com/watch?v=sJ9lYyTZlhw&list=PL12UaAf_xzfoz9LN_6KZX5jmA3u7Z8PYe&index=28(最後閲覧:2019/9/9)\nアニメ『鬼灯の冷徹』、第弐期23話、https://www.youtube.com/watch?v=dkVStfv__jU&list=PL12UaAf_xzfoz9LN_6KZX5jmA3u7Z8PYe&index=36(最後閲覧:2019/9/9)\nアニメ『同居人はひざ、時々頭の上』、第7話、https://tw.iqiyi.com/v_19rqty9kmw.html(最後閲覧:2019/9/11)\nアニメ『ラーメン大好き小泉さん』、第1話、https://anime1.me/category/2018%E5%B9%B4%E5%86%AC%E5%AD%A3/%E6%84%9B%E5%90%83%E6%8B%89%E9%BA%B5%E7%9A%84%E5%B0%8F%E6%B3%89%E5%90%8C%E5%AD%B8(最後閲覧:2019/12/11)\n食べログ長崎飯店 渋谷店:https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13033880/dtlphotolst/4/smp2/(最後閲覧:2019/10/05)\n\n映画\n\n『お茶漬けの味』監督:小津安二郎(1952年松竹)\n『晩菊』監督:成瀬巳喜男(1954年東宝)\n『秋刀魚の味』監督:小津安二郎(1962年松竹)
描述: 碩士
國立政治大學
日本語文學系
105556003
資料來源: http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0105556003
資料類型: thesis
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