Please use this identifier to cite or link to this item: https://ah.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/122898
DC FieldValueLanguage
dc.contributor問題と研究
dc.creator平川幸子
dc.date2017-09
dc.date.accessioned2019-04-03T06:20:00Z-
dc.date.available2019-04-03T06:20:00Z-
dc.date.issued2019-04-03T06:20:00Z-
dc.identifier.urihttp://nccur.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/122898-
dc.description.abstract本稿で は、戦後のアジア太平洋地域の秩序 を、中国、日 本、ASEAN が提唱してきた「安全保障観」の歴史的変化や交錯に注目して論じ る。「安全保障観」は、軍事安全保障にとどまらず政治体制、経済 社 会、人権まで広範囲にカバーする概念であり、 その守るべき対象は「国家 」「地域 」「人間」の三 つのレベルに分類できる。観察による と、冷戦期に分散していた安全保障観は、冷戦終結後の約 20 年間は 重複し協調的であった。しかし、 2010 年以降は、摩擦や対立が現れ る状況になった。主な原因は、中国が「総体国家安全保障観」の下 に、伝統的・ 非伝統的、 国内外の全ての安全保障政策を一体化させ ていることである。一方、日本は、伝統的 に「国 家」よりも、「地 域」 や「人間」を守るリベラルな安全保障観を提唱、実践してきた。 人 々が安心して活動できる自由で開かれた地域を形成すること は、「平 和主義の通商国家」である戦後日本の国益であった。「国家」間の障 壁を崩し、地域協力や人々同士の関係を推進した結果、ASEAN 共同 体や台湾のような非国家アクターが日本の重要なパートナーとして アジア太平洋地域に存在している。 それは、地域全体のリベラルな 秩序と価値を象徴する事実であり、日本は ASEAN 共同体や台湾を重 視し、協力をさらに深めるべきである。
dc.format.extent728179 bytes-
dc.format.mimetypeapplication/pdf-
dc.relation問題と研究, 46(3), 33-64
dc.subject安全保障観; 総体国家安全保障観; 非国家アクター; 開かれた地域主義
dc.titleリベラルなアジア太平洋地域秩序と 日本外交:ASEAN 共同体と台湾に光を
dc.typearticle
item.openairecristypehttp://purl.org/coar/resource_type/c_18cf-
item.grantfulltextopen-
item.openairetypearticle-
item.fulltextWith Fulltext-
item.cerifentitytypePublications-
Appears in Collections:期刊論文
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