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https://ah.nccu.edu.tw/handle/140.119/122901
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Title: | 政府開発援助に関する経済学的考察―中国型の援助を中心として― |
Authors: | 阿部顕三 |
Contributors: | 問題と研究 |
Keywords: | 援助;公共資本(インフラ);対 外工事請負;対外労務協力;GDP 関数 |
Date: | 2017-12 |
Issue Date: | 2019-04-03 14:22:44 (UTC+8) |
Abstract: | 本稿で は、政 府開発援助が受入国の国民所得に対して及ぼす影響 を経済学の観点から理論的に分析した。特に、中国で特徴的に見ら れ る「四位一体 」型の援助の特徴を捉えるために、供与国が受入国 の公共資 本 (インフ ラ )の建設 や 整備に対 し て援助を 行 うと同時 に、その建設や整備において供与国の労働や資本が使われるような 経済モデルを構築し、公共資本の生産を含む GDP 関数を用いて援 助の分析を行った。その結果、政府開発援助によってインフラが整 備され、受入国の民間部門の生産性が向上するとしても、受入国の 国民所得が低下してしまう可能性があることを明らかにし た。そ の ような可能性は、供与国が受入国のインフラ整備費 用(水増し分を 含む )の一部しか負担しない場合や、受入国がインフラ整備に用い られる生産要 素(労働や資本 )の一部しか供与国から調達しない場 合に生じうる。また、援助の形態の問題のみならず、援助によって実施され る プロジェ ク トの有効 性 を考える こ とが重要 で あること が示された。 |
Relation: | 問題と研究, 46(4), 1-24 |
Data Type: | article |
Appears in Collections: | [問題と研究] 期刊論文
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