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題名 日本の財政赤字の政治的要因―「大蔵省統制」から「首相官邸統制」へ―
作者 上川龍之進
貢獻者 問題と研究
關鍵詞 財政赤字;財務省(大蔵省);日 本銀行;国債;金融政 策
日期 2016-12
上傳時間 3-Apr-2019 14:07:59 (UTC+8)
摘要 本稿は、 日本の公債依存度の変動について政治的要因から説明を 行うものである。真渕勝は、 1970 年代後半の公債依存度の急激な高 まり を、財 政と金融の一体性という政治制度から説明した。だが 1990 年代後半以降、財政と金融の分離が進められたにもかかわらず、 公 債依存度は急激に高まっており、一見すると、 この変化は政治的要 因によっては説明できないように思われる。だが本稿では、法制度 的に政府から独立したはずの日本銀行が、政府・大蔵省( 財務省) の圧力を受け、もしくは自発的に判断して、長期金利を抑制する政 策を実施し、 国債の大量発行を容易にしていた事例を確認する。 さ らに第 2 次・ 第 3 次安倍内閣では、日本銀行が首相官邸の統制下に 置かれ、大規模な金融緩和が実施された結果、 国債の大量発行が容 易になり、財政規律が失われつつあることも確認する。 1990 年代後 半以降の国債の大量発行についても、政治的要因によって説明する ことが可能なのである。
關聯 問題と研究, 45(4), 53-98
資料類型 article
dc.contributor 問題と研究
dc.creator (作者) 上川龍之進
dc.date (日期) 2016-12
dc.date.accessioned 3-Apr-2019 14:07:59 (UTC+8)-
dc.date.available 3-Apr-2019 14:07:59 (UTC+8)-
dc.date.issued (上傳時間) 3-Apr-2019 14:07:59 (UTC+8)-
dc.identifier.uri (URI) http://nccur.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/122882-
dc.description.abstract (摘要) 本稿は、 日本の公債依存度の変動について政治的要因から説明を 行うものである。真渕勝は、 1970 年代後半の公債依存度の急激な高 まり を、財 政と金融の一体性という政治制度から説明した。だが 1990 年代後半以降、財政と金融の分離が進められたにもかかわらず、 公 債依存度は急激に高まっており、一見すると、 この変化は政治的要 因によっては説明できないように思われる。だが本稿では、法制度 的に政府から独立したはずの日本銀行が、政府・大蔵省( 財務省) の圧力を受け、もしくは自発的に判断して、長期金利を抑制する政 策を実施し、 国債の大量発行を容易にしていた事例を確認する。 さ らに第 2 次・ 第 3 次安倍内閣では、日本銀行が首相官邸の統制下に 置かれ、大規模な金融緩和が実施された結果、 国債の大量発行が容 易になり、財政規律が失われつつあることも確認する。 1990 年代後 半以降の国債の大量発行についても、政治的要因によって説明する ことが可能なのである。
dc.format.extent 1035462 bytes-
dc.format.mimetype application/pdf-
dc.relation (關聯) 問題と研究, 45(4), 53-98
dc.subject (關鍵詞) 財政赤字;財務省(大蔵省);日 本銀行;国債;金融政 策
dc.title (題名) 日本の財政赤字の政治的要因―「大蔵省統制」から「首相官邸統制」へ―
dc.type (資料類型) article