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題名 從田代安定看恒春與八重山
其他題名 田代安定にみる恒春と八重山
作者 郁子, 大浜
貢獻者 原住民族研究中心
關鍵詞 田代安定;「田代文庫」;恒春; 八重山;恒春熱帯植物殖育場;「蕃地」開発
田代安定;「田代文庫」;恆春;八重山;恆春熱帶植物殖育場;「蕃地」開發
日期 2012-08-25
上傳時間 29-Dec-2015 10:54:03 (UTC+8)
摘要 田代安定是1880至1920年代在沖繩與台灣進行「舊慣」調查的官員。有關近代日本針對沖繩與台灣的統治政策的關聯,既有的研究雖曾詳盡指出,但實證性的研究卻不夠充足。到目前為止,筆者是以教育政策為中心,主要運用「台灣總督府公文類纂」,進行日本第一個殖民地台灣與早於台灣的沖繩兩者的統治政策與比較研究。其結果,從人際關係上確實清楚顯示在教育方面兩地域統治政策的關連性,特別是把沖繩的統治政策作為台灣的先行典範。在進行這樣的比較研究過程中,筆者認為近代日本與沖繩、台灣的關係追溯到肇始的時間點並加以探討是有其必要。因此已著手研究的是「牡丹社事件」。有關此一事件,在政治外交史與軍事史的領域上,雖然累積了諸多研究,但筆者是從不同於過去的研究角度,由身為當事者的琉球島民與「原住民」的雙方來解讀事件,以導入新的視點,闡明本事件中從來未曾有的見解。即,多數的漂流民並非漁民,而是琉球王府的官員,以及事件發生的場所不是牡丹社而是高佛社的可能性很高,又「原住民」保護漂流民之後,將漂流民當作物品意圖做交換卻失敗,而演變為出草的可能性等,這些是可以推翻一般說法的成果。因此在本稿中,將著眼於田代安定,根據現存於日本與台灣有關他的履歷書與報告書等,介紹他在沖繩與台灣所進行的「舊慣」調查的一部分。有關田代的相關資料,則有台灣大學圖書館特藏室所典藏的「田代文庫」。以清楚分析由「田代文庫」資料所見的田代安定舊慣調查全貌為前提,根據現存的公文書,透過探討田代的經歷以及在沖繩與台灣的調查經過,這是闡明田代安定在兩地域所進行的「舊慣」調查一部分時所不可或缺的。而在本稿中筆者認為,藉由探討田代之經歷來看沖繩與台灣的「舊慣」調查,對於解釋後來作為統治政策的一環,並於各方面大規模實施的「舊慣」調查的全貌有著相當的關連。
田代安定(たしろ やすさだ)は、1880年代から1920年代にかけて、沖縄と台湾において「旧慣」調査を行なった官僚である。近代日本による沖縄と台湾の統治政策の関連については、既存の研究でも縷々指摘されてきたが、実証的な研究が十分になされてきたとはいい難い。私は、これまで、教育政策を軸に、主に「台湾総督府公文類纂」を用いて、日本初の植民地台湾とそれに先行する沖縄での統治政策や比較研究を行ってきた。その結果、人的なつながりから、教育性における両地域の統治政策の関連性、特に沖縄でのそれが台湾の先行モデルとなったことを実証的に明らかにした。こうした比較研究を行う過程で、私は、近代日本と沖縄と台湾の関係をその初発の時点にまで遡って検討する必要があると考えるに至った。そこで着手したのが「牡丹社事件」の研究である。同事件については政治外交史や軍事史の分野で多くの研究蓄積があるが、私は既存の研究視角とは異なり、当事者であった琉球島民と「原住民」の双方から事件をみる、という新しい視点を導入することで、事件について今までになかった知見を明らかにした。すなわち、漂流民の多くは「漁民」ではなく、琉球王府の役人たちであったこと、事件の発生場所が「牡丹社」ではなく「高仏社」であった可能性が高いこと、さらに「原住民」は、漂流民を保護した後、漂流民を物品と交換しようとして失敗し、その結果「首狩り」に及んだ可能性があること、等の通説を覆す成果を得たのであった。よって本稿では、田代安定に着目し、日本と台湾に現存する彼の履歴書や報告書などに基づいて、彼が沖縄と台湾でおこなった「旧慣」調査の一端を紹介したい。田代の関係資料については、台湾大学図書館特蔵室が所蔵する「田代文庫」が存在する。「田代文庫」資料にみる田代安定の「旧慣」調査の全容を解明する前提として、現存する公文書に基づいて、田代の経歴や沖縄と台湾における調査経過を検討することによって、田代安定が両地域で行った「旧慣」調査の一端を明らかにすることは必要不可欠である。そして、本稿で検討する田代の経歴にみる沖縄と台湾の「旧慣」調査は、その後、統治政策の一環として大規模に各方面で実施された「旧慣」調査の全容の解明へと繋がっていると考える。
關聯 第五屆台日原住民族硏究論壇:千千岩助太郎與台灣原住民族傳統建築
主辦單位:行政院原住民族委員會主辦 ; 政大原住民族研究中心承辦
舉辦日期:2012.08.25-2012.08.28
資料類型 conference
dc.contributor 原住民族研究中心-
dc.creator (作者) 郁子, 大浜zh_TW
dc.date (日期) 2012-08-25-
dc.date.accessioned 29-Dec-2015 10:54:03 (UTC+8)-
dc.date.available 29-Dec-2015 10:54:03 (UTC+8)-
dc.date.issued (上傳時間) 29-Dec-2015 10:54:03 (UTC+8)-
dc.identifier.uri (URI) http://nccur.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/79941-
dc.description.abstract (摘要) 田代安定是1880至1920年代在沖繩與台灣進行「舊慣」調查的官員。有關近代日本針對沖繩與台灣的統治政策的關聯,既有的研究雖曾詳盡指出,但實證性的研究卻不夠充足。到目前為止,筆者是以教育政策為中心,主要運用「台灣總督府公文類纂」,進行日本第一個殖民地台灣與早於台灣的沖繩兩者的統治政策與比較研究。其結果,從人際關係上確實清楚顯示在教育方面兩地域統治政策的關連性,特別是把沖繩的統治政策作為台灣的先行典範。在進行這樣的比較研究過程中,筆者認為近代日本與沖繩、台灣的關係追溯到肇始的時間點並加以探討是有其必要。因此已著手研究的是「牡丹社事件」。有關此一事件,在政治外交史與軍事史的領域上,雖然累積了諸多研究,但筆者是從不同於過去的研究角度,由身為當事者的琉球島民與「原住民」的雙方來解讀事件,以導入新的視點,闡明本事件中從來未曾有的見解。即,多數的漂流民並非漁民,而是琉球王府的官員,以及事件發生的場所不是牡丹社而是高佛社的可能性很高,又「原住民」保護漂流民之後,將漂流民當作物品意圖做交換卻失敗,而演變為出草的可能性等,這些是可以推翻一般說法的成果。因此在本稿中,將著眼於田代安定,根據現存於日本與台灣有關他的履歷書與報告書等,介紹他在沖繩與台灣所進行的「舊慣」調查的一部分。有關田代的相關資料,則有台灣大學圖書館特藏室所典藏的「田代文庫」。以清楚分析由「田代文庫」資料所見的田代安定舊慣調查全貌為前提,根據現存的公文書,透過探討田代的經歷以及在沖繩與台灣的調查經過,這是闡明田代安定在兩地域所進行的「舊慣」調查一部分時所不可或缺的。而在本稿中筆者認為,藉由探討田代之經歷來看沖繩與台灣的「舊慣」調查,對於解釋後來作為統治政策的一環,並於各方面大規模實施的「舊慣」調查的全貌有著相當的關連。-
dc.description.abstract (摘要) 田代安定(たしろ やすさだ)は、1880年代から1920年代にかけて、沖縄と台湾において「旧慣」調査を行なった官僚である。近代日本による沖縄と台湾の統治政策の関連については、既存の研究でも縷々指摘されてきたが、実証的な研究が十分になされてきたとはいい難い。私は、これまで、教育政策を軸に、主に「台湾総督府公文類纂」を用いて、日本初の植民地台湾とそれに先行する沖縄での統治政策や比較研究を行ってきた。その結果、人的なつながりから、教育性における両地域の統治政策の関連性、特に沖縄でのそれが台湾の先行モデルとなったことを実証的に明らかにした。こうした比較研究を行う過程で、私は、近代日本と沖縄と台湾の関係をその初発の時点にまで遡って検討する必要があると考えるに至った。そこで着手したのが「牡丹社事件」の研究である。同事件については政治外交史や軍事史の分野で多くの研究蓄積があるが、私は既存の研究視角とは異なり、当事者であった琉球島民と「原住民」の双方から事件をみる、という新しい視点を導入することで、事件について今までになかった知見を明らかにした。すなわち、漂流民の多くは「漁民」ではなく、琉球王府の役人たちであったこと、事件の発生場所が「牡丹社」ではなく「高仏社」であった可能性が高いこと、さらに「原住民」は、漂流民を保護した後、漂流民を物品と交換しようとして失敗し、その結果「首狩り」に及んだ可能性があること、等の通説を覆す成果を得たのであった。よって本稿では、田代安定に着目し、日本と台湾に現存する彼の履歴書や報告書などに基づいて、彼が沖縄と台湾でおこなった「旧慣」調査の一端を紹介したい。田代の関係資料については、台湾大学図書館特蔵室が所蔵する「田代文庫」が存在する。「田代文庫」資料にみる田代安定の「旧慣」調査の全容を解明する前提として、現存する公文書に基づいて、田代の経歴や沖縄と台湾における調査経過を検討することによって、田代安定が両地域で行った「旧慣」調査の一端を明らかにすることは必要不可欠である。そして、本稿で検討する田代の経歴にみる沖縄と台湾の「旧慣」調査は、その後、統治政策の一環として大規模に各方面で実施された「旧慣」調査の全容の解明へと繋がっていると考える。-
dc.format.extent 100 bytes-
dc.format.mimetype text/html-
dc.relation (關聯) 第五屆台日原住民族硏究論壇:千千岩助太郎與台灣原住民族傳統建築-
dc.relation (關聯) 主辦單位:行政院原住民族委員會主辦 ; 政大原住民族研究中心承辦-
dc.relation (關聯) 舉辦日期:2012.08.25-2012.08.28-
dc.subject (關鍵詞) 田代安定;「田代文庫」;恒春; 八重山;恒春熱帯植物殖育場;「蕃地」開発-
dc.subject (關鍵詞) 田代安定;「田代文庫」;恆春;八重山;恆春熱帶植物殖育場;「蕃地」開發-
dc.title (題名) 從田代安定看恒春與八重山zh_TW
dc.title.alternative (其他題名) 田代安定にみる恒春と八重山-
dc.type (資料類型) conference-