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題名 「しづ心なく花のちるらむ」 - ム系助動詞と「設想」 -
作者 栗田岳
Kurita, Gaku
貢獻者 日文系
日期 2011-01
上傳時間 19-May-2021 14:01:23 (UTC+8)
摘要 連体形終止、及び、連体形+ヨの終止には、述語にム・ラム・ケム(=ム系)を持ちつつ、推量・意志の文とは解しがたい例を見るが、それらは、以下の2類に区分される。・I類言語主体の推量・意志の作用とは関わりなく構成される未来事態を表すもの。・II類言語主体にとって、本来在るはずの姿とは齟齬する既実現の事態を表すもの。I類に表される未来事態とは、言語主体に思い描かれることによってのみ存在する事態である。一方、II類の言語主体は、本来在るはずの姿と齪齬する事態に惑い、改めてその存在を思い描くものと考えられる。以上より、これらI類・II類のム系は「事態が現実世界に存在することを思い描く」作用(=「設想」)を担う形式であると結論する。
關聯 日本語の研究, Vol.7-1, pp.16-31
資料類型 article
DOI https://doi.org/10.20666/nihongonokenkyu.7.1_16
dc.contributor 日文系
dc.creator (作者) 栗田岳
dc.creator (作者) Kurita, Gaku
dc.date (日期) 2011-01
dc.date.accessioned 19-May-2021 14:01:23 (UTC+8)-
dc.date.available 19-May-2021 14:01:23 (UTC+8)-
dc.date.issued (上傳時間) 19-May-2021 14:01:23 (UTC+8)-
dc.identifier.uri (URI) http://nccur.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/134924-
dc.description.abstract (摘要) 連体形終止、及び、連体形+ヨの終止には、述語にム・ラム・ケム(=ム系)を持ちつつ、推量・意志の文とは解しがたい例を見るが、それらは、以下の2類に区分される。・I類言語主体の推量・意志の作用とは関わりなく構成される未来事態を表すもの。・II類言語主体にとって、本来在るはずの姿とは齟齬する既実現の事態を表すもの。I類に表される未来事態とは、言語主体に思い描かれることによってのみ存在する事態である。一方、II類の言語主体は、本来在るはずの姿と齪齬する事態に惑い、改めてその存在を思い描くものと考えられる。以上より、これらI類・II類のム系は「事態が現実世界に存在することを思い描く」作用(=「設想」)を担う形式であると結論する。
dc.format.extent 4708505 bytes-
dc.format.mimetype application/pdf-
dc.relation (關聯) 日本語の研究, Vol.7-1, pp.16-31
dc.title (題名) 「しづ心なく花のちるらむ」 - ム系助動詞と「設想」 -
dc.type (資料類型) article
dc.identifier.doi (DOI) 10.20666/nihongonokenkyu.7.1_16
dc.doi.uri (DOI) https://doi.org/10.20666/nihongonokenkyu.7.1_16