dc.contributor.advisor | 栗田岳 | zh_TW |
dc.contributor.author (Authors) | 董哲愷 | zh_TW |
dc.contributor.author (Authors) | Dong, Zhe-Kai | en_US |
dc.creator (作者) | 董哲愷 | zh_TW |
dc.creator (作者) | Dong, Zhe-Kai | en_US |
dc.date (日期) | 2021 | en_US |
dc.date.accessioned | 2-Sep-2021 15:18:55 (UTC+8) | - |
dc.date.available | 2-Sep-2021 15:18:55 (UTC+8) | - |
dc.date.issued (上傳時間) | 2-Sep-2021 15:18:55 (UTC+8) | - |
dc.identifier (Other Identifiers) | G0107556005 | en_US |
dc.identifier.uri (URI) | http://nccur.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/136810 | - |
dc.description (描述) | 碩士 | zh_TW |
dc.description (描述) | 國立政治大學 | zh_TW |
dc.description (描述) | 日本語文學系 | zh_TW |
dc.description (描述) | 107556005 | zh_TW |
dc.description.abstract (摘要) | 『萬葉集』卷二相聞部中的第111與112號歌為弓削皇子與額田王之贈答歌。其贈答歌中,兩人用和歌緬懷已故的天武天皇。有研究表示,第112號歌(以下統稱「該歌」)雖與第111號歌有共鳴,但實為額田王強調「個人面」之產物。本研究將以此為出發點,運用文法論來了解額田王如何在該歌當中表達其「個人面」。而具體分析方式為以下四點。1. 多數研究指出,該歌中所出現的杜鵑鳥與中國古代蜀國望帝杜宇的故事有相當程度之關聯性。本研究先從『萬葉集』中關於杜鵑鳥的漢字表記為「霍公鳥」之原因,及探討中國古典書籍與『萬葉集』中杜鵑鳥的意象,再深究望帝的故事與該歌有何關聯性。2. 『萬葉集』中,連接動詞「恋ふ」的格助詞為「NI」與「O」,而該歌屬「NI」與「恋ふ」的組合。本研究進一步從日文中「與格」、「對格」的觀點去分析該歌中的格助詞「NI」前面所接續的名詞是否為人類相關之名詞。3. 該歌為修飾名詞的助動詞「RAMU」中的一例,然各注釋書的解釋卻有所分歧。本研究將焦點放在作歌者與對方的距離感,並實際透過『萬葉集』中例子進行確認,進而明白「RAMU」具有何種功能。4. 目前對於該歌所出現的副詞「KEDASHI」之研究尚有不足之處,因此本研究將以『萬葉集』出現「KEDASHI」一詞的和歌進行分析,並討論該歌的解釋與「KEDASHI」的意涵。 | zh_TW |
dc.description.abstract (摘要) | 「萬葉集」巻二の111、112番歌は弓削皇子と額田王による贈答歌で、それぞれに、故人である天武天皇への思いが詠まれている。このうち112番歌(以下、「当該歌」と称する)に関しては、それが額田王の「個人的側面」を強調したものであるという先行研究の見解があり、本研究はそれを考察の出発点とする。当該歌原文の言語分析を進めることによって、当該歌がいかにして額田王の「個人的側面」を表出しているのかを明らかにするものである。具体的には、以下四点の分析を行った。1. 一般に、当該歌におけるホトトギス対しては、古代中国の「望帝の故事」との関連が指摘されている。その「望帝の故事」が当該歌の解釈に何をもたらすのかについて、『萬葉集』ホトトギスの「霍公鳥」という表記の問題や、中国古典および萬葉歌におけるホトトギスの表象をふまえつつ、検討を行う。2. 『萬葉集』において、動詞「恋ふ」は、格助詞「ニ」及び「ヲ」を取る。当該歌は「~ニ恋ふ」の例であるが、当該歌がニ格であることの意味を、「人名詞」であるかどうか、「与格」「対格」といった観点によって分析していく。3. 当該歌は、名詞修飾を行う助動詞ラムの例であるが、諸注の解釈は分かれている。本研究は、詠み手と対象との距離感に着目しながら用例の観察を進め、名詞修飾のラムがいかなる機能を持つのかを明らかにする。4. 当該歌に見られる副詞「けだし」は、これまで、その意義の考察が十分ではなかった。そこで本研究では、改めて萬葉集の用例の検討を行い、当該歌の解釈と「けだし」の意義との相関について論じる。 | en_US |
dc.description.tableofcontents | 序論 11 研究対象 12 額田王の「個人的側面」 53 吉井(1976) 64 身崎(1989) 85 当該歌原文の解釈をめぐって 96 注釈書の解釈 107 論点1 ホトトギスと望帝の故事の関連 128 論点2 動詞「恋ふ」の格の問題 129 論点3 名詞修飾節に現れる助動詞ラムの機能 1410 論点4 副詞「けだし」の意義 1511 論文構成 16第1章 萬葉集ホトトギス歌と望帝の故事 171.1 「萬葉歌のホトトギス」概略 171.1.1 ホトトギスの表記 171.1.2 夏の景物としてのホトトギス 191.2 中国古典のホトトギス 201.3 萬葉集ホトトギス歌と望帝の故事 221.4 まとめ - 当該歌との関わり - 25第2章 動詞「恋ふ」の格 262.1 動詞「恋ふ」のニ格とヲ格 262.2 松田(1998) 262.3 伊藤(1976) 282.4 「~ニ恋ふ」と「~ヲ恋ふ」の差異 312.4.1 「~ニ恋ふ」 322.4.2 「~ヲ恋ふ」 322.5 「恋ふ」の「与格」と「対格」 352.6 まとめ - 当該歌との関わり - 38第3章 名詞修飾のラム 393.1 諸注における当該歌ラムの解釈 393.2 名詞修飾のラムと「伝聞」「推量」 403.3 名詞修飾のラムと「現在対象」性 423.4 用例分析 443.4.1 対照的な関係を持つもの 443.4.2 対照的な関係を持たないもの 473.4.3 名詞修飾のラムに共通する性格 483.5 「わがこと・ひとごと」の観点 493.6 まとめ - 当該歌との関わり - 52第4章 副詞「けだし」の意義 554.1 辞書における記述 554.2 「けだし」の分類 584.2.1 タイプA 584.2.2 タイプB 604.2.3 「けだし」の意義 634.3 まとめ - 当該歌との関わり - 65結論 671 111番歌と当該歌の贈答 672 111番歌 682.1 111番歌の「古に」 682.2 111番歌の「古人」 692.3 贈歌としての「意図」 693 当該歌 703.1 当該歌のラム 703.2 当該歌のホトトギス 713.3 「先帝追慕」の意味 723.4 返歌としての「意図」 723.5 当該歌の「けだし」 734 額田王の「個人的側面」 735 先行研究の見解との相違点 746 おわりに 77参考文献 78 | zh_TW |
dc.format.extent | 1512138 bytes | - |
dc.format.mimetype | application/pdf | - |
dc.source.uri (資料來源) | http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0107556005 | en_US |
dc.subject (關鍵詞) | 萬葉集 | zh_TW |
dc.subject (關鍵詞) | 額田王 | zh_TW |
dc.subject (關鍵詞) | 杜鵑鳥 | zh_TW |
dc.subject (關鍵詞) | 戀 | zh_TW |
dc.subject (關鍵詞) | RAMU | zh_TW |
dc.subject (關鍵詞) | KEDASHI | zh_TW |
dc.subject (關鍵詞) | 萬葉集 | en_US |
dc.subject (關鍵詞) | 額田王 | en_US |
dc.subject (關鍵詞) | ホトトギス | en_US |
dc.subject (關鍵詞) | 恋ふ | en_US |
dc.subject (關鍵詞) | ラム | en_US |
dc.subject (關鍵詞) | けだし | en_US |
dc.title (題名) | 萬葉集112號歌之語言分析 ― 以額田王的「個人面」為中心 ― | zh_TW |
dc.title (題名) | 萬葉集112番歌の言語分析 ― 額田王の「個人的側面」をめぐって ― | en_US |
dc.type (資料類型) | thesis | en_US |
dc.relation.reference (參考文獻) | 研究書、研究論文(本文中で言及したものに限る)伊藤 博(1976) 『万葉集の表現と方法 下』 塙書房大鹿薫久(2004) 「モダリティを文法史的に見る」『朝倉日本語講座6 文法2』 朝倉書店神尾昭雄(1990) 『情報のなわ張り理論』 大修館書店金水 敏(1993) 「古典語の『ヲ』について」『日本語の格をめぐって』 くろしお出版鈴木 泰(1992) 『古代日本語のテンス・アスペクト 源氏物語の分析』 ひつじ書房孫 瑋(2014) 「『万葉集』における「ホトトギス歌」と「杜鵑詩」との比較研究:取合せの景物を中心として」 『学芸古典文学』7(東京学芸大学国語科古典文学研究室)高桑枝実子(2008) 「記夷城での望遊唱和歌考―旅人の亡妻とホトトギスをめぐって―」『日本文学』57(日本文学協会)張 莉(2012) 「古代中国・日本の鳥占の古俗と漢字」『同志社女子大学 総合文化研究所紀要』29(同志社女子大学)角田太作(1991) 『世界の言語と日本語』 くろしお出版橋本四郎(1982) 「萬葉集の歌の場」『新潮日本古典集成 萬葉集 四』解説 新潮社松田 浩(1998) 「恋ふこと・思ふこと: 『萬葉集』におけるその関連」『三田國文』27(慶應義塾大学国文学研究室)まつもとひろたけ(2005) 「与格主語現象管見―ヒト名詞のニ格の用法から―」 『類型学研究』2005(類型学研究会)身崎 寿(1989) 「いにしへに恋ふらむ鳥はほととぎす―額田王の弓削皇子との贈答歌―」『萬葉』133(萬葉学会)吉井 巌(1976) 「弓削皇子」 『天皇系譜と神話 二』 塙書房吉田金彦(1977) 「副詞「けだし」の語源について」『訓点語と訓点資料』60(訓点語学会)李 均洋(2002) 「橘和"霍公鳥"的文學意象 : 《萬葉集》中的道仙文化觀念的底蘊及再生」『Hiroshima Interdisciplinary studies in the Humanities』Vol.1(広島大学)渡辺 実(1991) 「『わがこと・ひとごと』の観点と文法論」『国語学』165(国語学会)辞典、注釈書上代語辞典編修委員会(1967) 『時代別国語大辞典上代編』 三省堂大野晋(1974) 『岩波古語辞典』 岩波書店日本大辞典刊行會(2000) 『日本国語大辞典』 小学館土屋文明(1955) 『萬葉集私注 一』 筑摩書房武田祐吉(1956) 『萬葉集全註釋 三』 角川書店澤瀉久孝(1957) 『萬葉集注釋 二』 中央公論社青木生子ほか(1976) 『新潮日本古典集成』 新潮社小島憲之ほか(1994) 『新編日本古典文学全集』 小学館佐竹昭広ほか(1999) 『新日本古典文学大系』 岩波書店 | zh_TW |
dc.identifier.doi (DOI) | 10.6814/NCCU202101263 | en_US |