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題名 活在「幻想」的女性―樋口一葉後期文學中女性的反抗表現
Women living in “fantasy” in the Meiji Era:The woman`s resistance in the works of Higuchi Ichiyo’s later years
作者 蕭毓親
貢獻者 黃錦容
蕭毓親
關鍵詞 樋口一葉後期文學
反抗表現
女性的性
幻想
女性解放思想
Higuchi Ichiyo’s late works
resistance
feminism
fantasy
liberation
日期 2010
上傳時間 3-Sep-2013 13:32:39 (UTC+8)
摘要 近代明治是國民國家形成的時期、文明開化的時期,但是,女性的生存方式依舊受到社會制度的束縛。樋口一葉小說從人道主義的精神出發,對社會性差規範和封建道德等制度規範開始產生懷疑,進而表現出反叛意識與反抗行為。作品以「女性的自覺和解放」此一女性表現的主題為主,追問女性的生存方式及主體性的問題。一葉後期作品與前期的作品相較之下明顯得可看出作品表現趨近成熟,對於「我是女人」的自我認識,從中感到身為女性的無價值性,在後期作品中很濃厚的表達出此種身為女性的悲哀。
本研究的目的是想要探討女性在被要求扮演家庭裡面賢妻良母的角色,選擇過其他生活方式的主權被剝奪的明治時代之下,樋口一葉後期作品中描繪的女性們,以何種的方式來反抗社會的家長制度與兩性差別文化?以及,如何表現女性的自我?並且,如何去尋找新的生存方式?如此的「女性的性」(女性的自我意識和身體)的表現,與主體性的問題。再者,想去探討同時代的女性作家如何去摸索近代女性的新的生活方式與如何去表現自我,進而去探求明治女流文學中樋口一葉文學的解放思想之位置。
關於研究方法,本研究以樋口一葉後期作品中生活在家庭空間內部的少女與人妻,以及生活在家庭空間外部的娼婦對象,以從家族關係成立的「家族幻想」(共同幻想),以及由戀愛的關係所成立的「戀愛幻想」(對幻想)的觀點來作思考,考察女性的自我意識與行為表現。此外,從作品論衍伸到作家論,藉由作者在日記中記述,或同時代的評論、作品,來論及作家的思想及作品表現之特性。
Women were still confined to traditional social norms while the Meiji Era (1868-1912) started its modernization and industrialization, and rose to world power status. Higuchi Ichiyo, considered as the first major woman writer of Japan`s Meiji period, examines and argues gender issue, social class and feudalism from the perspectives of humanism, especially women`s roles. Her literary focuses on women’s self-awakening and liberation, exploring women’s autonomy and the way of how women live in the society. Compared with her own early works, her writing mechanism and thinking become more delicate and sophisticated with time passing by, and she, at the end, deeply realizes the ill-fated destiny of being a woman in the self-exploration process of I-am-a-woman.
This research aims to examine how women oppose the paternalism and gender discrimination by looking at the novels of Higuchi Ichiyo’s later years in which women have no choice but to be housewives to meet social expectations. From the standpoint of female, this research also tends to review how women express and identify themselves, and how they find their own way to live physically and consciously at that time. At last, the study investigates other woman writers of the same period to re-define and re-position Higuchi Ichiyo in the Japan Meiji Era’s literature.
The methodology employed in the study is to analyze women’s self-awareness and behaviors by using two types of “fantasy” concept: (1) family fantasy, also called co-fantasy, formed by family relationships and (2) romance fantasy created by love relationships. Two kinds of women are analyzed in this study. One is the ladies and housewives in the household, and the other is the prostitutes outside the socially-expected family life. In addition, contemporary criticism, literary theory, authorship theory, and author’s journals are reviewed to analyze Higuchi Ichiyo’s writing mechanism and thinking.
參考文獻 一、 全集・作品集
1. 北村透谷・樋口一葉著『北村透谷・樋口一葉集〈現代日本文学全集4〉』、筑摩書房、1956.10
2. 伊藤整・他編『樋口一葉集 附明治女流文学〈日本近代文学全集10〉』、講談社、1962.11
3. 吉田精一編『樋口一葉・泉鏡花集〈日本文学全集3〉』、新潮社、1963.5
4. 樋口一葉・幸田露伴著『樋口一葉・幸田露伴集〈現代文学大系3〉』、筑摩書房、1965.3
5. 幸田露伴・樋口一葉著『幸田露伴・樋口一葉集〈日本文学全集3〉』、集英社、1968.3
6. 樋口一葉『たけくらべ・にごりえ〈角川文庫〉』、角川書店、1968.7
7. 谷崎潤一郎・他編『樋口一葉・徳富蘆花・国木田独歩〈日本の文学5〉』、中央公論社、1968.11
8. 樋口一葉『たけくらべ〈ジュニア版日本文学名作選51〉』、偕成社、1969.10
9. 和田芳恵解説・注釈『樋口一葉集〈日本近代文学大系8〉』、角川書店、1970.9
10. 二葉亭四迷・樋口一葉『二葉亭四迷・樋口一葉集〈現代日本の文学1〉』、学習研究社、1971.10
11. 樋口一葉・他著『樋口一葉・明治女流文学・泉鏡花集〈現代日本文学大系5〉』、筑摩書房、1972.5
12. 塩田良平・和田芳恵・樋口悦編『樋口一葉全集』〈全四巻六冊〉、筑摩書房、第一巻(1974.3)、第二巻(1974.9)、第三巻・上(1976.12)、第三巻・下(1978.11)、第四巻・上(1981.12)、第四巻・上(1994.6)
13. 樋口一葉『大つごもり・十三夜・他五編〈岩波文庫〉』、岩波書店、1979.2
14. 瀬戸内晴美・他著『樋口一葉全集④評伝編』、小学館、1979.9
15. 前田愛・他編『樋口一葉全集』、小学館、1979.10
16. 今井泰子・渡辺澄子・藪禎子編集『短編 女性文学 近代』、桜楓社、1987.4
17. 円地文子・田中澄江訳『たけくらべ・にごりえ〈カラーグラフィック明治の古典3〉』、学習研究社、1989.11
18. 高橋和彦訳『完全現代語訳 樋口一葉日記』、アドレエー、1993.11
19. 樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』、岩波書店、1999.5第1刷改版発行(1927.7第1刷発行)
20. 井辻朱美・角田光代・多和田葉子・山本昌代訳『現代語訳樋口一葉「闇桜/ゆく雲他」』、河出書房新社、1997.2
21. 藤沢周・篠原一・阿部和重訳『現代語訳樋口一葉「十三夜他」』、河出書房新社、1997.3
22. 島田雅彦訳『現代語訳樋口一葉「大つごもり他」』、河出書房新社、1997.4
23. 菅聡子・関礼子校注『樋口一葉集〈新日本古典文学大系明治編24〉』、岩波書店、2001.10
24. 伊藤比呂美・島田雅彦・多和田葉子・角田光代訳『にごりえ 現代語訳・樋口一葉』、河出書房新社、2004.12
25. 松浦理英子・藤沢周・阿部和重・井辻朱美・篠原一訳『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』、河出書房新社、2004.12
26. 樋口一葉『樋口一葉〈ちくま日本文学〉』、筑摩書房、2008.4


二、 単行本
1. 和田芳恵編『樋口一葉〈近代文学鑑賞講座3〉』、角川書店、1958.11
2. 笹淵友一『文学界とその時代(下)』、明治書院、1960.1
3. 塩田良平著・日本歴史学会編集『樋口一葉〈人物叢書 新装版〉』、吉川弘文館、1960.7
4. 坂本浩『近代文学の研究態度〈研究叢書15〉』、桜楓社、1960.10
5. 本間久雄『明治文学考証・随想』、新樹社、1965.9
6. 福田清人・小野芙紗子編『樋口一葉・人と作品』、清水書院、1966.5
7. 佐古純一郎『文学の探究』、審美社、1967.5
8. 大野茂男・遠藤晋著『近代小説に現れた女性像』、秀英出版、1969.5
9. 松坂俊夫『増補改訂 樋口一葉研究〈研究選書3〉』、教育出版センター、1970.9
10. 関良一『樋口一葉・考証と試論〈日本近代文学研究叢刊〉』、有精堂、1970.10
11. 解釈学会編『樋口一葉の文学』、教育出版センター、1973.5
12. 関良一『樋口一葉考証と試論』、有精堂、1974.9
13. 山根賢吉『樋口一葉の文学〈近代の文学2〉』、桜楓社、1976.9
14. 板垣直子『明治・大正・昭和の女流文学』、桜楓社、1977.6
15. 長谷川泉『近代名作鑑賞:三契機說鑑賞法70則の實例〈第五版〉』、至文堂、1977.8
16. 三好行雄・竹盛天雄編『明治文学の展開〈近代文学2〉』、有斐閣、1977.9
17. 小田切秀雄『明治・大正の作家たちI〈レグルス文庫106〉』、第三文明社、1978.12
18. 長谷川泉・紅野敏郎・磯貝英夫編『資料による近代日本文学』、明治書院、1979.7
19. 三好行雄『近代小説の読み方1』、有斐閣、1979.8
20. 浅井清・他編『研究資料現代日本文学〈第一巻小説・戯曲I〉』、明治書院、1980.3
21. 猪野謙二『小説の読みかた〈岩波ジュニア新書21〉』、岩波書店、1980.9
22. 吉田精一『近代文学の諸相〈吉田精一著作集11〉』、桜楓社、1981.5
23. 藤井公明『樋口一葉研究』、桜楓社、1981.7
24. 日本文学研究資料刊行会編『幸田露伴・樋口一葉〈日本文学研究資料叢書〉』、有精堂、1982.4
25. 松坂俊夫『樋口一葉〈鑑賞日本現代文学2〉』、角川書店、1982.8
26. 岡保生『薄倖の才媛 樋口一葉』、親典社、1982.11
27. 亀井秀雄『感性の変革』、講談社、1983.6
28. 湯池孝著・松坂俊夫解説『樋口一葉論〈近代作家研究叢書3〉』、日本図書センター、1983.7
29. 小田切秀雄『明治大正の名作を読む-作品鑑賞による日本文学史・明治大正編-』、むぎ書房、1983.11
30. 西尾能仁『一葉・明治の新しい女-思想と文学-』、有斐閣、1983.11
31. 尾形明子『作品の中の女たち-明治・大正文学を読む』、ドメス出版、1984.10
32. 小田切秀雄『女性のための文学入門』、オリジン出版センター、1984.11
33. 山田有策編『女流文学の現在』、学術図書出版社、1985.4
34. 前田愛編集・評伝『樋口一葉〈新潮日本文学アルバム3〉』、新潮社、1985.5
35. 塩田良平『新訂 明治女流作家論〈シリーズ・近代文学研究4〉』、文泉堂出版、1985.10
36. 三好行雄『日本の近代小説I』、東京大学出版社、1986.6
37. 加藤富一『近代文学の女人像』、近代文芸社、1986.12
38. 後藤積『商人としての樋口一葉』、千秋社、1987.2
39. 村松定孝『新版近代日本文学の軌跡』、右文書院、1988.4
40. 円谷真護『言挙げする女たち』、社会評論社、1989.3
41. 和田繁二郎『明治前期女流作品論―樋口一葉とその前後』、桜楓社、1989.5
42. 岡保生『明治文学論集1-硯友社・一葉の時代-〈新典社研究叢書27〉』、新典社、1989.5
43. 前田愛『樋口一葉の世界〈前田愛著作集第三巻〉』、筑摩書房、1989.9
44. 坂垣直子著・松坂俊夫解説『評伝・樋口一葉〈近代作家研究叢書70〉』、日本図書センター、1989.10
45. 橋本威『樋口一葉作品研究〈近代文学研究叢刊1〉』、和泉書院、1990.1
46. 高田知波・北田幸恵・金子幸代編著『近代文学ヒロインの系譜』、双文社、1990.4
47. 劉振瀛『日本文学論集』、北京大学出版社、1991
48. 片岡懋『近代日本の作家と作品〈新典社研究叢書41〉』、新典社、1991.6
49. 藪禎子『透谷・藤村・一葉〈新視点シリーズ・日本近代文学4〉』、明治書院、1991.7
50. 岩橋邦枝・他著『樋口一葉〈群像日本の作家3〉』、小学館、1992.3
51. 江実満子・漆田和代編『女が読む日本近代文学』新曜社、1992.3
52. 和田芳恵編・松坂俊夫解説『樋口一葉研究〈近代作家研究叢書117〉』、日本図書センター、1992.10
53. 竹盛天雄・吉田熈生・野山嘉正編『新・現代文学研究必携』、学燈社、1993.2
54. 島木英著・関礼子解説『樋口一葉〈近代作家研究叢書143〉』、日本図書センター、1993.6
55. 和田芳恵著・松坂俊夫解説『一葉誕生〈近代作家研究叢書142〉』、日本図書センター、1993.6
56. 関礼子『姉の力 樋口一葉』、筑摩書房、1993.11
57. 女性文学会編著『女性文学の近代』、太洋社、1994.4
58. 新・フェミニズム批評の会編『樋口一葉を読みなおす』、學藝書林、1994.6
59. 安藤宏『卒業論文のための作家論と作品論』、至文堂、1995.1
60. 岩淵宏子・北田幸恵・高良留美子編『フェミニズム批評への招待―近代女性文学を読む』、學藝書林、1995.5
61. 金井景子『真夜中の彼女たち-書く女の近代』、筑摩書房、1995.6
62. 矢部彰『樋口一葉私論』、近代文芸社、1995.9
63. 岩見照代・北田幸恵・関礼子・高田知波・山田有策編『樋口一葉事典』、おうふう、1996.11
64. 樋口一葉研究会編『論集樋口一葉』、おうふう、1996.11
65. 松坂俊夫『樋口一葉-作家の軌跡』、東北出版企画、1996.11
66. 関礼子『語る女たちの時代・一葉と明治女性表現』、新曜社、1997.4
67. 加山郁生『性と愛の日本文学』、河出書房新社、1997.7
68. 高田知波『樋口一葉論への射程』、双文社、1997.11
69. 渡邊澄子『日本近代女性文学論-闇を拓く』、世界思想社、1998.2
70. 滝藤満義『一葉文学 生成と展開』、明治書院、1998.2
71. 中山和子・江種満子・藤森清編『ジェンダーの日本近代文学』、翰林書房、1998.3
72. 国文学研究資料館編・松野陽一代表『幕末・明治期の国文学 明治開化期と文学』、臨川書店、1998.3
73. 北川秋雄『一葉という現象-明治と樋口一葉』、双文社、1998.10
74. 樋口一葉研究会編『論集樋口一葉Ⅱ』、おうふう、1998.11
75. 菅聡子『時代と女と樋口一葉』、日本放送出版協会、1999.1
76. 佐藤泰正編『文学における性と家族〈梅光女学院大学公開講座論集 第44集〉』、笠間書院、1999.4
77. 大岡信・他編『近代日本文学のすすめ』、岩波書店、1999.5
78. 平田由美『女性表現の明治史』、岩波書店、1999.11
79. 佐伯順子『恋愛の起源』、日本経済新聞社、2000.2
80. 渡辺澄子『女性文学を学ぶ人のために』世界思想社、2000.10
81. 山田有策『深層の近代-鏡花と一葉』、おうふう、2001.1
82. 高橋俊夫編『樋口一葉「たけくらべ」作品論集〈近代文学作品論集成1〉』、クレス出版、2001.7
83. 樋口一葉研究会編『論集樋口一Ⅲ』、おうふう、2002.9
84. 小森陽一・他編『身体と性〈岩波講座・文学11〉』、岩波書店、2002.11
85. 川崎賢子『読む女 書く女―女系読書案内』、白水社、2003.6
86. 関礼子『一葉以後の女性表現-文体・メディア・ジェンダー』、翰林書房、2003.11
87. 大庭みな子・他『テーマで読み解く日本の文学(下)-現代女性作家の試み』、小学館、2004.6
88. 田中優子『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』、集英社、2004.7
89. 荒井とみよ・永渕朋枝編著『女の手紙』、双文社出版、2004.7
90. 江種満子『わたしの身体、わたしの言葉-ジェンダーで読む日本近代文学』、翰林書房、2004.10
91. 前田愛『闇なる明治を求めて〈前田愛対話集成Ⅰ〉』、みすず書房、2005.1
92. 峯村至津子『一葉文学の研究〈岩波アカデミック叢書〉』、岩波書店、2006.3
93. 佐藤正午『小説の読み書き』、岩波書店、2006.6
94. 全国大学国語国文学会編『日本語日本文学の新たな視座』、おうふう、2006.6
95. 小森陽一『ことばの力 平和の力-近代日本文学と日本国憲法』、かもがわ出版、2006.10
96. 岩淵宏子・長谷川啓編『ジェンダーで読む愛・性・家族』、東京堂出版、2006.10
97. 杉山武子『一葉樋口夏子の肖像』、績文堂出版、2006.10
98. 樋口一葉研究会編『論集樋口一葉Ⅵ』、おうふう、2006.11
99. 趙恵淑『樋口一葉作品研究』、専修大学出版局、2007.2
100. 木村真佐幸編『樋口一葉と現代』、翰林書房、2007.5.18
101. 戸松泉『日本の作家100人 樋口一葉-人と文学』、勉誠出版、2008.3
102. 高良留美子『恋する女―一葉・晶子・らいてうの時代と文学』、學藝書林、2009.6



三、 雑誌所載論文
(一)『やみ夜』(明27.7)
1. 森山重雄「一葉の『やみ夜』と相馬事件」『日本文学』20巻4号、1971.4
2. 橋口晋作「『やみ夜』の性格、位置」『近代文学論集』12巻、1986.11
3. 何涪嘉「『やみ夜』本文検討とモチーフ」『甲南女子大学大学院論叢』14巻、1992.3
4. 野網摩利子「樋口一葉『やみ夜』の諸相」『繍』7巻、1995.3
5. 杉藤美穂「『やみ夜』(一)の構造」『岡山大学国語研究』11巻、1997.3
6. 橋本のぞみ「『やみ夜』論―傀儡の他者性」『国文目白』37巻、1998.2.20
7. 塚本章子「樋口一葉『暗夜』論-交錯する「闇」の諸相」『近代文学試論』37号、1999.12.25
8. 藤井信乃「一葉ノート(二)―「やみ夜」について」『星美学園短期大学研究論叢』34巻、2002.3.31
9. 峯村至津子「〈烈女幻想〉の揺らぎ―樋口一葉「やみ夜」再考」『国語国文』76巻5号、2007.5.25


(二)『たけくらべ』(明28.1~明29.1)
1. 松原新一「『たけくらべ』のこと-〈美登利のうしろ姿〉」『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
2. 伊狩章「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
3. 大塚豊子「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
4. 木村真佐幸「一葉"青春"の挽歌:"奇跡の期間"と『たけくらべ』の位相」『札幌大学教養部女子短期大学部紀要』20巻、1982.5.31
5. 蒲生芳郎「美登利の変貌―佐多稲子さんの『たけくらべ』解釈をめぐって」『日本文学ノート』21巻、1986.2
6. 田上貞一郎「樋口一葉『たけくらべ』美登利の登校拒否」『茨城女子短期大学紀要』13巻、1986.6.30
7. 橋本威「『たけくらべ』題名考:『たけくらべ』研究稿・第二章」『近代文学試論』26巻、1988.12.25
8. 浅野洋「『たけくらべ』の身体性」『国文学解釈と鑑賞』54巻6号、1989.6
9. 三浦英子「樋口一葉―逃げる男」『芸文東海』17巻、1991.6
10. 中村青史「『たけくらべ』・樋口一葉―純愛のゆくえ」『国文学』36巻1号、1991.1
11. 山本和明「『たけくらべ』における〈語り手〉の位相」『城南国文』11巻、1991.2
12. 重松恵子「『たけくらべ』の哀感―語り手法」『日本文学研究』27巻、1991.11
13. 出原隆俊「『たけくらべ』の成立基盤」『国語国文』60巻12号、1991.12
14. 本田和子「〈美登利〉の孤独と少女像」『日本児童文学』38巻5号、1992.5
15. 陳蘇黔「『たけくらべ』―美登利の悲劇をめぐって」『論樹』6巻、1992.9
16. 愛知峰子「『たけくらべ』の断層」『名古屋近代文学研究』10巻、1992.12
17. 北川秋雄「『たけくらべ』私攷:水仙の彼方に」『同志社国文学』37巻、1993.3
18. 槙本敦史「『たけくらべ』における〈大黒〉の象徴性」『研究と資料』29巻、1993.7
19. 石崎等「無垢(イノセンス)のゆくえ(一)―『たけくらべ』試論」『立教大学日本文学』70巻、1993.7
20. 石崎等「無垢(イノセンス)のゆくえ(二)―『たけくらべ』試論」『立教大学日本文学』71巻、1993.12
21. 吉田千佳「『たけくらべ』の〈季節〉―美登利の変化を中心に」『日本文学ノート』29巻、1994.1
22. 菅聡子「語られなかった物語―『たけくらべ』を読む」『女子聖学院短期大学紀要』26巻、1994.3
23. 関礼子「少女を語ることば―樋口一葉『たけくらべ』の美登利の変貌をめぐって」『解釈と鑑賞』59巻4号、1994.4
24. 青木一男「美登利の変貌をめぐって―『たけくらべ』ノート(七)」『城西文学』20巻、1994.12
25. 中山洋子「『たけくらべ』研究ノート―美登利、「こども」から「おとな」へ」『金沢大学国語国文』20巻、1995.2
26. 末利光「『たけくらべ』解釈への疑問」『調布日本文化』5巻、1995.3.25
27. 滝藤満義「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
28. 千田かをり「『たけくらべ』論―制度の内の/外の少女と少年」『解釈と鑑賞』60巻6号、1995.6
29. 北川秋雄「『たけくらべ』私攷:ディケンズとドストエフスキーと」『同志社国文学』42巻、1995.11
30. 塚本章子「樋口一葉『たけくらべ』論―哀しみの共鳴」『近代文学試論』33巻、1995.12
31. 関礼子「〈母性表象〉におけるジェンダー―『たけくらべ』・『鳳仙花』をめぐって」『日本近代文学』55巻、1996.10
32. 豊嶋知佐「『たけくらべ』私考―〈藤本信如〉という存在」『大妻国文』28巻、1997.3
33. 猪狩友一「〈美登利の変貌〉私解」『湘南文学』11巻、1997.10
34. 中野博雄「『たけくらべ』読解」『湘南文学』11巻、1997.10
35. 愛知峰子「樋口一葉:『たけくらべ』の季節と雨」『国際関係学部紀要』19巻、1997.10.30
36. 笹川洋子「ジェンダーの視点からみた『花ごもり』『やみ夜』『たけくらべ』の言語行為について:見つめる女たち・うつ向く男たち」『親和國文』33巻、1998.12.1
37. 岡部隆志「『たけくらべ』論(一)―子どもたちの退場・恋愛の回避」『共立女子短期大学文科紀要』41巻、1998.1.31
38. 張替比呂美「『たけくらべ』論―子どもたちと〈近代〉」『国文目白』37巻、1998.2.20
39. 野網摩利子「誤解を直視する言葉・『たけくらべ』論」『国文学研究』124巻、1998.3.15
40. 高田知波「少女と娼婦―あるいは“切り裂きジャック”事件と『たけくらべ』」『文学』9巻2号、1998.4.10
41. 朴那美「樋口一葉の『たけくらべ』にみられる悲哀」『言語と文芸』117巻、2000.11.10
42. 峯岸千紘「樋口一葉『たけくらべ』―三の酉の日の美登利」『語学と文学』37巻、2001.3.31
43. 松本徹「悲運と豊潤の文学 樋口一葉」『有隣』420巻、2002.11.10
44. 山本欣司「売られる娘の物語―『たけくらべ』試論」『弘前大学教育学部紀要』87巻、2002.3.28
45. 宮崎千鶴「樋口一葉『たけくらべ』論」『国文橘』28巻、2002.3.18
46. 田上貞一郎「『たけくらべ』の「育英舎」考」『茨女国文』15巻、2003.3.18
47. 朴那美「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5
48. 長池一美「樋口一葉『たけくらべ』の解釈学的研究:ジェンダー、解釈、モダニズムをめぐる問題」『国際文化研究所紀要』9巻、2003.10.1
49. 藤村猛「樋口一葉『たけくらべ』論」『国語国文論集』34巻、2004.1.27
50. 張晋文「美登利の変貌を巡って―『たけくらべ』を読み直す」『福岡教育大学国語科研究論集』45巻、2004.1.31
51. 石井茜「美登利はなぜ変わったか―『たけくらべ』の研究」『語学と文学』41巻、2005.4.23


(三)『軒もる月』(明28.4)
1. 橋口晋作「『軒もる月』の世界−『たけくらべ』との関係を中心に−」『解釈』28巻3号、1982.3
2. 関礼子「〈読む〉ことによる覚醒―『軒もる月』の物語世界」『亜細亜大学教養部紀要』43巻、1991.11
3. 戸松泉「『軒もる月』の生成―小説家一葉の誕生」『相模女子大学紀要』56巻、1993.3
4. 弦巻克二「一葉『軒もる月』断想―結婚の機関(からくり)と「悟迷の境」の解脱」『叙説』26巻、1998.12.1
5. 屋代博美「『軒もる月』の世界―古典の受容を視座として」『宇大国語論究』13巻、2002.2.1
6. 早矢仕智子「『軒もる月』における一葉の語りの方法」『宮城学院女子大学大学院人文学会誌』3巻、2002.3.31
7. 橋本のぞみ「『軒もる月』―〈二タ心〉とジェンダー・システム」『日本女子大学大学院文学研究科紀要』10巻、2004.3.15
8. 水野亜紀子「樋口一葉『軒もる月論』―凝視の先にあるもの―」『阪大近代文学研究』第7号、2009.3.25


(四)『にごりえ』(明28.9)
1. 黒田しのぶ「にごりえ」『国文学解釈と教材の研究』2巻11号、1957.10
2. 塚田満江「『にごりえ』に於ける〈罪と罰〉―比較文学の問題として―」『女子大国文』19巻、1960.11
3. 塚田満江「明治の心中と『にごりえ』」『女子大国文』27巻、1962.12
4. 木村真佐幸「一葉文学における近代的自我の問題:「にごりえ」・「十三夜」を中心に(その一)」『札幌大学紀要』1巻、教養部論集、1968.3.1
5. 松坂俊夫「草稿の検討―にごりえ・樋口一葉」『国文学解釈と教材の研究』13巻9号、1968.7
6. 川淵芙美「『にごりえ』論」『香椎潟』14巻、福岡女子大学、1968.8.31
7. 松坂俊夫「樋口一葉『にごりえ』」『国文学解釈と教材の研究』16巻16号、1971.12
8. 中西芳絵「『にごりえ』試論」『文芸と批評』3巻8号、1972.3
9. 五十嵐まみ「樋口一葉―『にごりえ』について―」『国文学ノート』11巻、1972.3
10. 小原元「樋口一葉『にごりえ』」『国文学解釈と鑑賞』37巻10号、1972.8
11. 田川加代子「樋口一葉『にごりえ』論」『言文』21巻、1973.10
12. 中西芳絵「桃水像のイメージについて―『にごりえ』と『十三夜』」『文芸と批評』4巻3号、1974.11
13. 伊狩章「『にごりえ』の構想と〈心の闇〉」『国語と国文学』53巻1号、1976.1
14. 蒲生芳郎「『にごりえ』の構造―作品読解の試み―」『文芸研究』81巻、1976.1
15. 中西芳絵「『にごりえ』の構想」『文芸と批評』4巻6号、1976.7.10
16. 橋本威「『にごりえ』論序説」『大阪教育大附属高校池田校舎研究紀要』9巻、1976.12
17. 蒲生芳郎「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
18. 木下優子「一葉文芸における愛―『にごりえ』の世界―」『活水日文』2巻、1979.3
19. 植田一夫「『にごりえ』の世界」『文学研究』49巻、1979.6
20. 山本洋「『にごりえ』本文の検討」『国語国文』48巻7号、1979.7
21. 江川緑「『にごりえ』論」『活水日文』3巻、1980.3
22. 山本洋「『にごりえ』の構想と成立」『国語国文』49巻4号、1980.4
23. 佐々木朋子「『にごりえ』考-結末部分の解釈について」『広島女学院大国語国文学誌』10巻、1980.12
24. 杉山晴美「樋口一葉論-『にごりえ』にみる別れ-」『常葉国文』5巻、1980.6
25. 高橋通子「樋口一葉『にごりえ』寸考」『国文学ノート』18巻、1981.3
26. 石田忠彦「『にごりえ』小論」『活水日文』4巻、1981.3
27. 藤井信乃「『にごりえ』ノート」『星美学園短期大学研究論叢』14巻、1982.3
28. 国府綾之「『にごりえ』論」『活水日文』7巻、1982.9
29. 塩沢典子「『にごりえ』−その女性像」『日本文学論叢(茨城キリスト教短期大学)』9巻、1984.3
30. 藤井貞和・小森陽一・戸松泉・山田有策「共同討議樋口一葉の作品を読む:『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』」『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―明治東京のフォークロア〉』29巻13号、1984.10
31. 橋口晋作「『にごりえ』私見」『解釈』31巻10号、1985.10
32. 山田有策「たけくらべ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
33. 熊坂敦子「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
34. 渡部芳紀「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代文学が描く愛と性〉』、52巻10号、1987.10
35. 出原隆俊「お力の登場−『にごりえ』における〈借用〉について」『文学』56巻7号、1988.7
36. 関礼子「進め方と実例記号論の視点-樋口一葉『にごりえ』」『国文学〈特集・作品をどう論じるか〉』34巻8号、1989.7
37. 津田素子「演習レポート『にごりえ』の結末についての試論」『梅花短大国語国文』2巻、1989.7
38. 狩野啓子「『にごりえ』引き裂かれた生の諸相」『近代文学論集』15巻、1989.11
39. 宇佐美毅「樋口一葉『にごりえ』-〈女たち〉の声-」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代文学と「語り」〉』56巻4号、1991.4
40. 塚田満江「『にごりえ』『たけくらべ』のモデル-小説主人公の造型」『日本文学風土学会紀事』17巻、1992.3
41. 塚田満江「小説主人公の造型-七度『にごりえ』に寄せて」『日本文学風土学会紀事』19巻、1994.3
42. 出原隆俊「『にごりえ』の〈彼の人〉」『文学』5巻2号、1994.4
43. 中村三春「樋口一葉『にごりえ』-物語の誘惑と差異化」『国文学解釈と教材の研究〈特集・明治の小説がいま新しい〉』、39巻7号、1994.6
44. 熊倉千之「日本文学共同研究〈江戸から東京へ〉一:和声:物語の声について」『東京家政学院大学紀要』34巻、1994.7.31
45. 矢部彰「〈心も何もぼうつとして物思ひのない処〉考―『にごりえ』論」『文芸と批評』8巻1号、1995.5
46. 藤井淑禎「評価史のなかの『にごりえ』を読む」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
47. 須田千里「『にごりえ』試論-他者のことば」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
48. 岡部隆志「『にごりえ』論-情の行方」『共立女子短期大学文科紀要』40巻、1997.2
49. 蓮実重彦「樋口一葉の『にごりえ』-〈恩寵〉の時間と〈歴史〉の時間」『文学』8巻2号、1997.4
50. 塚本章子「『にごりえ』論―反復する〈溝〉のイメージ」『国文学攷』150号、広島大学国語国文学会、1997.6
51. 遠藤伸治・有元伸子「樋口一葉『にごりえ』における性の二重規範」『近代文学試論』35号、広島大学近代文学研究会、1997.12
52. 大畑照美「『にごりえ』を読む」『国語年誌』17巻、1999.2.1
53. 室之園裕美「『にごりえ』の結末部における謎とその解明への試み」『岐阜女子大学国文学会誌』28巻、2000.3
54. 朴那美「樋口一葉の『にごりえ』と近松門左衛門の『心中天の網島』―その愛の形、行方」『東アジア日本語教育・日本文化研究』2巻、2000.3.31
55. 早矢仕智子「『たけくらべ』・『にごりえ』における一葉の語りの方法」『宮城学院女子大学大学院人文学会誌』1巻、2000.3.31
56. 荻原桂子「樋口一葉『にごりえ』論-<境界>という物語」『九州女子大学紀要』37巻1号、2000.9
57. 熊谷有佳子「お力の〈思ふ事〉と結城朝之助―樋口一葉『にごりえ』から―」『大妻女子大学大学院文学研究科論集』第十一号、2001.3.31
58. 猪狩友一「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5.1
59. 秋山駿「文学の葉脈(十九)―樋口一葉『にごりえ』」『新潮』102巻9号、2005.9.1
60. 笹川洋子「言語行為から読む『にごりえ』試論-お力の苦悩と愛における心的二重性をめぐって」『親和國文』40巻、神戸親和女子大学、2005.12.1


(五)『十三夜』(明28.12)
1. 塩田良平「『十三夜』鑑賞」『国文学解釈と鑑賞』2巻4号、1937.4
2. 松坂俊夫「『十三夜-構想・成立を中心に-』」『国文学解釈と教材の研究』2巻11号、1957.10
3. 前田愛「十三夜〈樋口一葉〉」『国文学解釈と教材の研究〈特集・現代女流文学の魅力〉』13巻5号、1968.4
4. 木谷喜美枝「十三夜」『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
5. 高橋通子「樋口一葉『十三夜』試考」『国文学ノート』20巻、1983.3
6. 沢井孝子郎「『十三夜』私見」『神戸学院女子短期大学紀要』16巻、1983.3
7. 藤井貞和・小森陽一・戸松泉・山田有策「共同討議樋口一葉の作品を読む:『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』」『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―明治東京のフォークロア〉』29巻13号、1984.10
8. 山本洋「『十三夜』の構造」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
9. 田中実「『十三夜』の〈雨〉」『日本近代文学』37巻、1987.10
10. 水野泰子「『十三夜』試論―〈母〉幻想の称揚」『文芸と批評』6巻10号、1989.9
11. 紅野謙介・小森陽一・十川信介・山本芳明「『十三夜』を読む(上)」『文学』1巻1号、1990.1
12. 紅野謙介・小森陽一・十川信介・山本芳明「『十三夜』を読む(下)」『文学』1巻2号、1990.4
13. 松下浩幸「『十三夜小論―記憶ドラマ』」『明治大学日本文学』18巻、1990.8
14. 関礼子「『十三夜』の時間と空間」『文学』4巻3号、1993.7
15. 高良留美子「樋口一葉『十三夜』と月の暗示―父の沈黙、娘の沈黙」『城西文学』19巻、1993.12
16. 山本欣司「『十三夜』論-お関の〈今宵〉/斎藤家の〈今宵〉」『国語と国文学』71巻8号、1994.8
17. 紅野敏郎「久保田万太郎-『十三夜』と『或る女』をめぐって」『悲劇喜劇』47巻10号、1994.10
18. 山本欣司「『十三夜』論の前提」『立命館文学』538号、1995.2
19. 菅聡子「『十三夜』-心の闇」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
20. 出原隆俊「『十三夜』を統合するもの-《擦れ》の機能」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
21. 西荘保「『十三夜』論-先行する〈嫁した女の不幸」の話と比較して」『日本文学』45巻2号、1996.2
22. 狩野啓子「関係性の病い―『十三夜』の照らし出す近代」『日本文学』45巻11号、1996.11
23. 山本雅子「レトリックとしてのスキ-マ-樋口一葉『十三夜』の場合-」『文体論研究』43巻、1997.3
24. 広井多鶴子「樋口一葉『十三夜』の時代―明治の結婚と離婚」『群馬女子短期大学国文研究』25巻、1998.3.13(網路97.07.29)
25. 塚本章子「樋口一葉『十三夜』試考-坪内逍遥『妹と背かがみ』への抗い」『近代文学試論』36号、広島大学近代文学研究会、1998.12
26. 金丸千雪「樋口一葉の『十三夜』におけるセンチメンタリズム」『九州女子大学紀要』35巻3号、1999.2
27. 丸川浩「樋口一葉『十三夜』論:抒情小説・メロドラマ・家庭小説」『山陽女子短期大学研究紀要』26巻、2000.12.25
28. 西野竜太郎「<卒論>『十三夜』はいかにして近代ジェンダーの成立を助けたか」『日本文學誌要』64巻、法政大学、2001.7.14
29. 千田かをり「十三夜」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5.1
30. 高峡「人力車夫へ〈下降〉の現象について-樋口一葉文学の人力車夫モチーフ」『多元文化』8号、名古屋大学国際言語文化研究科国際多元文化専攻、2008.3


(六)『われから』(明29.5)
1. 坂本政親「われから」『国文学解釈と教材の研究』2巻11号、1957.10
2. 宮城達郎「われから」『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
3. 重松恵子「樋口一葉『われから』論―母娘の物語が指向するもの」『近代文学論集』18巻、1992.11
4. 高田知波「<女戸主・一葉>と『われから』(第三十号記念)」『駒澤國文』30巻、1993.02
5. 千田かをり「『われから』における言葉と身体」『立教大学日本文学』71巻、1993.12
6. 峯村至津子「『われから』論(上)」『国語国文』64巻3号、1995.3
7. 峯村至津子「『われから』論(下)」『国語国文』64巻4号、1995.4
8. 山田有策「『われから』-与四郎の復讐」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
9. 戸松泉「『われから』試論-〈小説〉的世界の顕現」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
10. 橋本威「一葉『われから』覚え書き(下)―講義ノートより」『梅花女子大学文学部紀要(国語・国文学)』30巻、1996.12
11. 十川信介「緑雨は一葉をどうよんだか―『われから』をめぐって」『資料と研究』2巻、1997.1
12. 朴那美「樋口一葉の『われから』におけるお町の〈一念〉は成就するか(一)」『ことば』20巻、1999.12.31
13. 石井和夫「姦通の影:『化銀杏』『多情多恨』『われから』の三つ巴」『香椎潟』46巻、2000.12.25
14. 朴那美「樋口一葉の『われから』におけるお町の〈一念〉は成就するか(二)」『ことば』21巻、2000.12.31
15. 大畑照美「『われから』論―母と美尾、美尾と町子」『近代文学研究』18巻、2001.2.28
16. 坂野晴和「お律、お京、そしてお町:『うらむらさき』論考」『名古屋経営短期大学紀要』42巻、2001.3.15
17. 五島慶一「<妻>の「一念」:『われから』における妻の位置」『三田國文』巻号34、2001.9.30
18. 青木一男「『われから』―人妻物語への試み」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5.1
19. 塚本章子「樋口一葉『うらむらさき』・『われから』:「カネ」と「モノ」と「女の欲望」」『近代文学試論』巻号47、2009.12.25


(七)一葉文学相関
1. 福田清人「樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞』5月号、1948.5
2. 川口朗「一葉と『わかれ道』」『国文学解釈と鑑賞』11月号、1948.11
3. 橋浦兵一「一葉の作品形成」『文芸研究』6巻、1951.1
4. 大石修平「樋口一葉」『日本文学』1巻1号、1952.11
5. 永平和雄「明治の浪漫主義文学―「文学界」の変質と一葉―」『岐阜大学学芸学部研究報告:人文科学』巻号1、1953.3
6. 藤井公明「樋口一葉―その生活と作品―」『香川大学学芸学部研究報告:第1部』巻号7、1956.4
7. 平山斐子「一葉に於ける晩年の動向」『日本女子大学紀要:文学部』巻号6、1957.2
8. 坂本政親「一葉の宿命―立身出世主義と女性意識―」『福井大学学芸学部紀要:第1部;人文科学』巻号6、1957.2
9. 瀬沼茂樹「一葉文学の位置」『国文学』巻号2-11、1957.10
10. 稲垣達郎「一葉の時代環境」『国文学』巻号2-11、1957.10
11. 和泉恒二郎「一葉の思想―その晩年を中心として―」『日本文学/日本文学協会』巻号7-8、1958.8
12. 黒田しのぶ「樋口一葉の近代性」『国文学』 巻号3-12、1958.11
13. 鈴木道子「一葉文学―その哀愁―」『実践文学』巻号7、1959.6
14. 瀬沼茂樹「明治の女流作家」『国文学解釈と鑑賞』巻号27-10、1962.9
15. 阿部靖子「一葉の作品に描かれた女性」『宮城学院国文学会会誌』巻号20、1962.10
16. 塚田満江「樋口一葉考―作家研究の一試論―」『女子大国文』巻号29、1963.5
17. 安達よし子「一葉の文学意識―下層民に対する態度を中心に―」『日本文学ノート』巻号1、1965.12
18. 塚田満江「一葉とその父」『女子大国文』巻号43、1966.11
19. 関良一「一葉小説の基層(上)」『解釈』巻号16-11、1970.11
20. 関良一「一葉小説の基層(下)」『解釈』巻号17-2、1971.2
21. 仲尾さつき「樋口一葉の女性観」『大谷女子大国文』通巻1、1971.3
22. 村松定考「樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代女流の文学〉』37巻3号、1972.3
23. 伊狩章「日本の家族制度と女流文学」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代女流の文学〉』37巻3号、1972.3
24. 山根賢吉「一葉文学における笑い」『学大国文』巻号17、1973.11
25. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
26. 伊狩章「樋口一葉の生活意識」『国文学会誌(新潟大学)』巻号19、1975.12
27. 伊狩章「樋口一葉の生活意識 その二」『国文学会誌(新潟大学)』巻号20、1976.10
28. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
29. 三宮慎助「作家一葉の近代性」『高知女子大国文』巻号15、1979.9
30. 『国文学解釈と教材の研究〈特集・女流の前線―樋口一葉から八〇年代の作家まで〉』25巻15号、1980.12
31. 西尾能仁「一葉文学に見る近代思想」『大東文化大学紀要(人文科学)』巻号19、1981.3
32. 植村邦正「樋口一葉入門(一)」『名古屋女子大学紀要』27巻、1981.3.31
33. 河野郁代「樋口一葉論―一葉文学のゆくえを追って―」『香川大学国文研究』巻号6、1981.9
34. 愛知峰子「後期一葉の「真情」観の変遷」『名古屋大学国語国文学』巻号49、1981.11
35. 植村邦正「樋口一葉入門(二)」『名古屋女子大学紀要』28巻、1982.3.31
36. 植村邦正「樋口一葉入門(三)」『名古屋女子大学紀要』29巻、1983.3.31
37. 藤井正人「樋口一葉−生と精神のはざまにて」『国文学解釈と鑑賞』48巻7号、1983.4
38. 高木利夫「構成から見た一葉の宿命観」『法政大学教養部紀要(人文科学編)』巻号50、1984.7
39. 堂本正樹「頭痛肩こり樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞』49巻10号、1984.8
40. 藤井貞和・小森陽一・戸松泉・山田有策「共同討議樋口一葉の作品を読む:『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』」『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―明治東京のフォークロア〉』29巻13号、1984.10
41. 滝藤満義「花圃と一葉:初期一葉ノートI」『横浜国立大学人文紀要』31巻、1984.10.30
42. 前田愛「樋口一葉〈半井桃水宛〉心の揺れと屈折にみちた手紙」『国文学解釈と教材の研究』29巻12号臨時号、1984.12
43. 滝藤満義「樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞〈特集・女流作家〉』50巻10号、1985.9
44. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
45. 渡辺澄子「一葉作品にみる強い女像」『日本文学誌要』巻号36、1987.3
46. 山田有策「樋口一葉論〈虚構〉の生まれる時」『国文学解釈と鑑賞』52巻4号、1987.4
47. 高田知波「〈良妻賢母〉への背戻-『金色夜叉』のヒロインを読む-」『日本文学』36巻10号、1987.10
48. 西川祐子「性別のあるテクスト-一葉と読者」『文学』56巻7号、1988.7
49. 吉田裕「一葉試論-出奔する狂女たち」『文学』56巻7号、1988.7
50. 関礼子「一葉における〈風景〉と〈女性〉の発見―〈萩の舎〉的世界からの離陸」、『日本文学』38巻10号、1989.10
51. 幾度たつ子「樋口一葉研究―一葉の求めた究極のもの」『仁愛国文』巻号7、1989.12
52. 荒井とみよ「女主人公の不機嫌(1)」『文芸論叢(大谷大学)』巻号34、1990.3
53. 関礼子「一葉における〈風景〉の様相-明治二十四年秋の日記から」『文学』1巻2号、1990.4
54. 滝藤満義「『ゆく雲』から『うつせみ』へ-一葉における小説の発想-」『国語と国文学』67巻10号1990.10
55. 荒井とみよ「女主人公の不機嫌 2―「われから」の場合」『文芸論叢(大谷大学)』巻号36、1991.3
56. 『国文学〈特集・廓-江戸の聖空間〉』38巻9号、1992.8
57. 高田知波「『こわれ指環』と『この子』」『日本近代文学』47巻、1992.10
58. 野田正代「樋口一葉 奇蹟の期間考―作風転換への一考察」『金城国文』巻号69、1993.3
59. 佐藤英里「樋口一葉が描いた生涯のかたち」『学海』9巻59-67号、1993.3
60. 橋口晋作「『金色夜叉』と樋口一葉の小説」『文学研究』77巻、1993.6
61. 木元伸祐「樋口一葉作品にみる女性像:妻の歩み」『日本文學誌要』47巻、法政大学、1993.7
62. 岩淵宏子「女性による一葉論(一)」『目白近代文学』巻号11、1994.9
63. 『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―越境する性と言葉〉』39巻11号、1994.10.10
64. 中山清美「明治二十八・九年の文壇状況―一葉の小説需要をめぐる問題」『金城国文』巻号71、1995.3
65. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
66. 中川成美「放浪・自己語り・女性―近代女性文学と語る欲望(1)」『論究日本文学』巻号63、1996.1
67. 藪禎子「一葉と〈世の中〉」『藤女子大学国文学雑誌』56巻、1996.3
68. 鈴村麻希子「「樋口一葉」論―「出世」を願う女達」『椙山国文学』巻号20、1996.3
69. 斎藤順二「「女流文学」から「女性文学」へ―近代フェミニズム文学論序説」『群馬女子短期大学国文研究』巻号23、1996.3
70. 青木一男「樋口一葉の描いた母親像」『解釈』42巻11号、1996.11
71. 藪禎子「一葉と世の中(二)」『藤女子大学国文学雑誌』58巻、1997.3
72. 青木一男「樋口一葉の描いた女性」『城西文学』22巻、1997.3
73. 藪禎子「女の一人称-樋口一葉」『社会文学〈特集・ジェンダーの探求-21世紀をめざして〉』11号、1997.6
74. 松坂俊夫「さまざまな一葉像-人と文学への視点-」『湘南文学』11号、学校法人神奈川歯科大学・湘南短期大学、1997.10
75. 菅聡子「平成八年(自1月至12月) 国語国文学界の展望(2)近代 樋口一葉」『文学・語学』巻号157、1997.11
76. 中山清美「明治四十年代 一葉受容と「新しい女」―「円窓より 女としての樋口一葉」を中心にして」『名古屋近代文学研究』巻号15、1997.12
77. 共立女子大学総合文化研究所「共同研究 日本の近代化と女性」『研究叢書 第十六冊』、共立女子大学総合文化研究所神田分室、1998.2
78. 猪狩友一「平成九年(自1月至12月) 国語国文学界の展望(2)近代 樋口一葉」『文学・語学』通巻161、1998.10.31
79. 菅聡子「流通する〈閨秀作家〉―明治20年代の場合論」『国文学』巻号44-12、通巻647、1999.10.10
80. 岡野幸江「平成十年(自1月至12月) 国語国文学界の展望(2)近代 樋口一葉」『文学・語学』通巻165、1999.10.31
81. 佐伯順子『恋愛の起源』、日本経済新聞社、2000.2
82. 菅聡子「〈対話〉の発生装置-場所としての一葉身体-」『文学』10巻1号、1999.1
83. 芳賀登「近代地域風俗史への提言―一葉の「女の出世」の志を受け継ぐために」『風俗史学』巻号7通巻137、1999.04.10
84. 山本洋「樋口一葉筆名由来考」『国語国文』69巻11号、2000.12
85. 中川成美「わが如きもの、わが如くして過ぬべき―近代女性文学と語る欲望(2)・樋口一葉」『論究日本文学』通巻76、2002.5.30
86. 小平麻衣子「〈一葉〉という抑圧装置―明治四十年代の女性の書き手をめぐる諸相」『埼玉大学国語教育論叢』通巻5、2002.8.16
87. 矢田麻美「樋口一葉における「闇」についての一考察」『大妻女子大学大学院文学研究科論集』通巻13、2003.3.3
88. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5
89. 『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―日記の領分/創作の場〉』49巻9号、2004.8.10
90. 菅聡子「いま、〈樋口一葉〉を読む 第一回 〈女性作家〉であること」『月刊国語教育』巻号24-8通巻289、2004.10.1
91. 田中優子「第二部一葉の真実:樋口一葉の可能性(経済学会講演会の記録,法政大学多摩キャンパス開設20周年記念号)」『経済志林』72巻3号、法政大学社会学部、2004.12.20
92. 長峰麻衣「樋口一葉の身体描写の研究」『日本文學』102巻72-86号、2006.3.15
93. 峯村至津子「〈怪しうひそむもの〉への眼差し」『女子大国文』通巻139、2006.6.30
94. 佐伯裕子「樋口一葉の時代感覚」『三田文学 第3期』86巻90号、2007
95. 笹尾佳代「ドラマの中の〈樋口一葉〉-一九三○年代におけるイメージの創出と変容」『日本文学』56巻12号、2007.12


(八)同時代作品文献
① 三宅花圃『薮の鴬』(明21)
1. 代表者長田幹彦『現代日本文学全集84 明治小説集』、筑摩書房、1957.7
2. 和田繁二郎「「薮の鴬」試論」『論究日本文学』巻号10、1959.4
3. 関良一「薮の鴬(三宅花圃)」『国文学』巻号13-5、1968.4
4. 西尾能仁「「薮の鶯」における「近代女性」『国文学論考』巻号5、1968.11
5. 橋口晋作「『薮の鴬』と『新編浮雲』―その相互の影響」『文学研究(日本文学研究会)』巻号70、1989.12
6. 中山清美「女学生作家の登場―『藪の鶯』「婦女の鑑」、巌本善治の小説を中心にして」『名古屋近代文学研究』通巻16、1998.12.20
7. 北原泰邦「明治女性作家における〈立身出世〉の表現―田辺花圃『藪の鶯』を中心に」『国学院大学紀要』通巻42、2004.2.14




② 木村曙『婦女の鑑』(明22)
1. 代表著者税所敦子『明治文学全集81 明治女流文学集(一)』、筑摩書房、1966.8
2. 校注者高田知波・中川成美・中山和子『女性作家集〈新日本古典文学大系明治編23〉』、岩波書店、2002.3
3. 畑有三「婦女の鑑(木村曙)」『国文学』巻号13-5、1968.4
4. 長江曜子「木村曙『婦女の鑑』について」『文学研究(聖徳学園短大)』巻号1、1986.2
5. 高田知波「雅号・ローマンス・自称詞―『婦女の鑑』のジェンダー戦略」『日本近代文学』巻号55、1996.10
6. 渡辺澄子「木村曙「婦女の鑑」を読む」『日本文学』巻号47-1通巻535、1998.1.1
7. 白井ユカリ「少女の留学―木村曙「婦女の鑑」」『実践国文学』通巻65、2004.3.15


③ 清水紫琴『こわれ指環』(明24)
1. 笹淵友一「こわれ指輪・一青年異様の述懐(清水紫琴)―その浪漫性―」『国文学』巻号13-5、1968.4
2. 渡辺澄子「(読む)清水紫琴『こわれ指環』」『日本文学』巻号29-3、1980.3
3. 北田幸恵「真葛から紫琴へ―性差と表現」『日本文学』巻号43-11、1994.11
4. 林正子「清水紫琴の〈女権〉と〈恋愛〉―明治の〈女文学者〉、その誕生の軌跡」『岐阜大学国語国文学』巻号23、1996.3
5. 岡西愛濃「清水紫琴『こわれ指環』論―その基底となるもの」『同志社女子大学大学院文学研究科紀要』通巻3、2003.3.15
6. 岡西愛濃「女性をめぐる時代状況と『女学雑誌』―『こわれ指環』の背景」『同志社女子大学大学院文学研究科紀要』通巻5、2005.3.15


四、 歴史文化・文学事典・理論全般
1. 牛島義友『女子の心理』、巖松堂書店、1943.4
2. Edmund W. Sinnott著・飯島衛訳『人間・精神・物質』、紀伊國屋書店、1958.2
3. 三宅剛一『人間存在論』、勁草書房、1966.8
4. 伊藤整・他編『新潮日本文学小辞典』、新潮社、1968.1
5. 久松潜一・他編修『現代日本文学大事典』、明治書院、1968.5
6. 北村晴朗『自我の心理』、誠信書房、1969.1
7. 吉本隆明『吉本隆明全著作集4〈文学論Ⅰ〉』、勁草書房、1969.4
8. 村上益子編『婦人論のイデオロギー』、現代書林、1969.8
9. G・ロゾラート他著・佐々木孝治訳『欲望と幻想』、サイマル出版会、1970.4
10. 田中義久『個人と社会―社会学と実存主義の視座構造』、みすず書房、1971.8
11. 小原信『孤独と連帯』、中央公論社、1972.2
12. 紅野敏郎・他編『明治の文学〈近代文学史1〉』、有斐閣、1972.6
13. 吉本隆明『吉本隆明全著作集14〈講演対談集〉』、勁草書房、1972.7
14. 高群逸枝『女性の歴史(下)』、講談社、1972.8
15. 吉本隆明『吉本隆明全著作集11〈思想論Ⅱ〉』、勁草書房、1972.9
16. 梅原猛『笑いの構造』、角川書店、1972.10
17. 松村康平・小口中彦編集『女性心理学(上)』、福村出版、1973.5
18. 宮城栄昌・他編『新稿日本女性史』、吉川弘文館、1974.4
19. 石塚経雄『ベルジャーエフ研究―実存的人格主義と弁証法的自己否定の倫理』、明玄書房、1974.4
20. 長谷川泉『近代日本文学―鑑賞と研究―』、明治書院、1976.2
21. 岡本重雄『無我の心理学』、朝倉書店、1976.4
22. 柳田國男『明治大正史 世相篇(下)』、講談社、1976.6
23. 日本近代文学館・子田切進編『日本近代文学大事典 第三巻』、講談社、1977.1
24. 赤木志律子『女性〈日本史小百科2〉』、近藤出版社、1977.11
25. 西山松之助編『遊女〈日本史小百科9〉』、近藤出版社、1979.9
26. 吉本隆明『共同幻想論』、角川書店、1982.1
27. 日本放送協会『大学講座 女性論の系譜』、NHKサービスセンター、1981.4
28. 女性史総合研究会編『日本女性史4近代』、東京大学出版会、1982.5
29. 水田宗子『ヒロインからヒーローへ』、田畑書店、1982.12
30. 近代作家研究事典刊行会編『近代作家研究事典』、おうふう、1983.6
31. 松本伸夫『思春期心理学』、学文社、1983.12
32. 駒尺喜美『魔女の論理』、不二出版、1984.6
33. 水島恵一『自己と存在感〈人間性心理学大系 第五巻〉』、大日本図書株式会社、1986.9
34. 上野千鶴子『女という快楽』、勁草書房、1986.11
35. 脇田晴子・林玲子・永原和子編『日本女性史』、吉川弘文館、1987.8
36. 坪井洋文代表『家と女性-暮しの文化史〈日本民族文化大系10〉』、小学館、1985.2
37. 河野信子『家族幻想』、新評論、1986.2
38. A.H. マズロー著/小口彦訳『人間性の心理学』、産能大学出版部、1987.3
39. 佐伯順子『遊女の文化史』、中央公論社、1987.10
40. 石本隆一・他編纂『日本文芸鑑賞事典-近代名作1017選への招待 第2巻』、ぎょうせい、1987.10
41. 山下悦子『日本女性解放思想の起源』、海鳴社、1988.10
42. 大濱徹也・熊倉功夫『近代日本の生活と社会』、放送大学教育振興会、1989.4
43. 国文学編集部編『作品別・近代文学研究事典』、学燈社、1990.4
44. 女性史総合研究会編『日本女性生活史4近代』、東京大学出版会、1990.8
45. 山根常男『家族と結婚 : 脫家父長制の理論を目ざして』、家政教育社、1990.11
46. 前田愛・長谷川泉編『日本文学新史・近代』、至文堂、1990.12
47. 水田宗子『フェミニズムの彼方 女性表現の深層』、講談社、1991.3
48. 国文学編集部編『近代文学作中人物事典』、学燈社、1992.8
49. 市古貞次代表『増訂版・日本文学全史5近代』、学燈社、1990.3
50. 小山静子『良妻賢母という規範』勁草書房、1991.10
51. 下山弘『遊女の江戸』、中央公論社、1993.3
52. 青木透『恋愛幻想論』、芸文社、1993.8
53. 有精堂編集部編『時代別日本文学史事典 近代編』、有精堂、1994.6
54. 石井良助『女人差別と近世賎民』明石書店、1995.1
55. 呉淑芬『花的奇妙世界: 四季花語錄160則』、綠生活、1995.5
56. 清永孝『良妻賢母の誕生』、筑摩書房、1995.7
57. 鶴見和子他監修・奥田暁子編『Ⅴ 鬩ぎ合う女と男-近代〈女と男の時空-日本女性再考・全6巻〉』、藤原書店、1995.10
58. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.3』、日本女性学会、1995.11
59. 見田宗介ら著『自我・主体・アイデンティティ』、岩波書店、1995.12
60. 牟田和恵『戦略としての家族―近代日本の国民国家形成と女性』、新曜社、1996.7
61. ジャン・ラプランシュ/J・B・ポンタリス者・福本修訳『幻想の起源』、法政大学出版局、1996.11
62. 堀内秀晃・秋山虔校注『竹取物語・伊勢物語』、岩波書店、1997.1
63. K.バリッジ著/宮永国子訳『個のアイデンティティ―誰かであること、誰でもないこと』、世界思想社、1997.1
64. 総合女性史研究会編『家と女性〈日本女性史論集3〉』、吉川弘文館、1997.12
65. 総合女性史研究会編『婚姻と女性〈日本女性史論集4〉』、吉川弘文館、1998.1
66. 秋山さと子『「家族」という名の幻想』、双葉社、1998.5
67. 総合女性史研究会編『教育と思想〈日本女性史論集8〉』、吉川弘文館、1998.5
68. 藤田正勝・松丸壽雄編『欲望・身体・生命―人間とは何か』、昭和堂、1998.8
69. 梶田叡一『意識としての自己―自己意識研究序説』、金子書房、1998.11
70. 平田由美『女性表現の明治史』、岩波書店、1999.11
71. 根本橘夫『人と接するのがつらい―人間関係の自我心理学』、文藝春秋、1999.11
72. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.7』、日本女性学会、1999.12
73. 清水学『思想としての孤独』、講談社、1999.12
74. 青木保・他編『女の文化〈近代日本文化論8〉』、岩波書店、2000.2
75. 亀井秀雄『明治文学史』、岩波書店、2000.3
76. 第八巻編者米谷匡史『京都哲学撰書 第八巻 和辻哲郎「人間存在の倫理学」』、燈影舎、2000.7
77. 福沢諭吉著/林望監修『女大学評論・新女大学』、講談社、2001.1
78. 野山嘉正・安藤宏『近代の日本文学』、放送大学教育振興会、2001.3
79. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.9』、日本女性学会、2002.1
80. 第二十三巻編者酒井潔『京都哲学撰書 第二十三巻 三宅剛一「人間存在論の哲学」』、燈影舎、2002.7
81. 小野武雄『吉原と島原』、講談社、2002.8
82. 岸田秀『幻想の未来〈唯幻論序説〉』、講談社、2002.10
83. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.10』、日本女性学会、2003.1
84. 若桑みどり『お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門』、筑摩書房、2003.6
85. 永原慶二・住谷一彦・鎌田浩編『家と家父長制』、早稲田大学出版部、2003.7
86. アリス・メイベル ベーコン(Alice Mabel Bacon)著、矢口祐人・砂田恵理加共訳『明治日本の女たち〈大人の本棚第2期〉』、みすず書房、2003.9
87. 編著者R. K. アンガー・訳者日本心理学会ジェンダー研究会『女性とジェンダーの心理学ハンドブック』、北大路書房、2004.3
88. 加藤秀一『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか-性道徳と優生思想の百年間』、筑摩書房、2004.8
89. 田端泰子・上野千鶴子・服藤早苗編『ジェンダーと女性』、早稲田大学出版部、2004.10
90. 網野善彦『中世の非人と遊女』、講談社、2005.2
91. 井上俊・船津衛編『自己と他者の社会学』、有斐閣アルマ、2005.12
92. 紀田順一郎編『近代世相風俗誌集⑤明治時代の風俗』、クレス出版、2006.1
93. 沖浦和光『「悪所」の民俗誌―色町・芝居町のトポロジー』文藝春秋、2006.3
94. 伊藤美奈子編『思春期・青年期臨床心理学』朝倉書店、2006.8
95. ウィリアム・B・アーヴァイン著/竹内和世訳『欲望について』、白揚社、2007.12
描述 碩士
國立政治大學
日本語文學系碩士班
96556009
99
資料來源 http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0965560091
資料類型 thesis
dc.contributor.advisor 黃錦容zh_TW
dc.contributor.author (Authors) 蕭毓親zh_TW
dc.creator (作者) 蕭毓親zh_TW
dc.date (日期) 2010en_US
dc.date.accessioned 3-Sep-2013 13:32:39 (UTC+8)-
dc.date.available 3-Sep-2013 13:32:39 (UTC+8)-
dc.date.issued (上傳時間) 3-Sep-2013 13:32:39 (UTC+8)-
dc.identifier (Other Identifiers) G0965560091en_US
dc.identifier.uri (URI) http://nccur.lib.nccu.edu.tw/handle/140.119/59715-
dc.description (描述) 碩士zh_TW
dc.description (描述) 國立政治大學zh_TW
dc.description (描述) 日本語文學系碩士班zh_TW
dc.description (描述) 96556009zh_TW
dc.description (描述) 99zh_TW
dc.description.abstract (摘要) 近代明治是國民國家形成的時期、文明開化的時期,但是,女性的生存方式依舊受到社會制度的束縛。樋口一葉小說從人道主義的精神出發,對社會性差規範和封建道德等制度規範開始產生懷疑,進而表現出反叛意識與反抗行為。作品以「女性的自覺和解放」此一女性表現的主題為主,追問女性的生存方式及主體性的問題。一葉後期作品與前期的作品相較之下明顯得可看出作品表現趨近成熟,對於「我是女人」的自我認識,從中感到身為女性的無價值性,在後期作品中很濃厚的表達出此種身為女性的悲哀。
本研究的目的是想要探討女性在被要求扮演家庭裡面賢妻良母的角色,選擇過其他生活方式的主權被剝奪的明治時代之下,樋口一葉後期作品中描繪的女性們,以何種的方式來反抗社會的家長制度與兩性差別文化?以及,如何表現女性的自我?並且,如何去尋找新的生存方式?如此的「女性的性」(女性的自我意識和身體)的表現,與主體性的問題。再者,想去探討同時代的女性作家如何去摸索近代女性的新的生活方式與如何去表現自我,進而去探求明治女流文學中樋口一葉文學的解放思想之位置。
關於研究方法,本研究以樋口一葉後期作品中生活在家庭空間內部的少女與人妻,以及生活在家庭空間外部的娼婦對象,以從家族關係成立的「家族幻想」(共同幻想),以及由戀愛的關係所成立的「戀愛幻想」(對幻想)的觀點來作思考,考察女性的自我意識與行為表現。此外,從作品論衍伸到作家論,藉由作者在日記中記述,或同時代的評論、作品,來論及作家的思想及作品表現之特性。
zh_TW
dc.description.abstract (摘要) Women were still confined to traditional social norms while the Meiji Era (1868-1912) started its modernization and industrialization, and rose to world power status. Higuchi Ichiyo, considered as the first major woman writer of Japan`s Meiji period, examines and argues gender issue, social class and feudalism from the perspectives of humanism, especially women`s roles. Her literary focuses on women’s self-awakening and liberation, exploring women’s autonomy and the way of how women live in the society. Compared with her own early works, her writing mechanism and thinking become more delicate and sophisticated with time passing by, and she, at the end, deeply realizes the ill-fated destiny of being a woman in the self-exploration process of I-am-a-woman.
This research aims to examine how women oppose the paternalism and gender discrimination by looking at the novels of Higuchi Ichiyo’s later years in which women have no choice but to be housewives to meet social expectations. From the standpoint of female, this research also tends to review how women express and identify themselves, and how they find their own way to live physically and consciously at that time. At last, the study investigates other woman writers of the same period to re-define and re-position Higuchi Ichiyo in the Japan Meiji Era’s literature.
The methodology employed in the study is to analyze women’s self-awareness and behaviors by using two types of “fantasy” concept: (1) family fantasy, also called co-fantasy, formed by family relationships and (2) romance fantasy created by love relationships. Two kinds of women are analyzed in this study. One is the ladies and housewives in the household, and the other is the prostitutes outside the socially-expected family life. In addition, contemporary criticism, literary theory, authorship theory, and author’s journals are reviewed to analyze Higuchi Ichiyo’s writing mechanism and thinking.
en_US
dc.description.tableofcontents Ⅰ 序論
1. 研究動機と目的.....................................p.10
2. 先行研究...........................................p.15
2.1 樋口一葉後期文学における女性表現
2.1.1 差異化される生―制度に生きる女たち..................p.15
2.1.2 破綻へ導く家族幻想と恋愛幻想......................p.18
2.1.3 出奔する狂女―狂気による生の解放...................p.21
2.2 近代明治の社会制度と女性解放
2.2.1 明治民法の家族制度と女性の地位....................p.25
2.2.2 娼妓解放令と公娼制度.............................p.31
2.2.3 文明開化における女性解放思想......................p.33
2.2.4 制度によって分けられている女性....................p.37
3. 研究範囲及び方法...................................p.41

Ⅱ 本論
第一篇 家庭内に生きる娘と妻の反抗表現
第一章 『やみ夜』における〈父の娘〉の復讐
1.1 はじめに.........................................p.47
1.2 閉ざされた家の闇..................................p.49
1.3 復讐の代行者を支配する女夜叉.......................p.54
1.4 無限の闇に葬られていく反逆者の宿命..................p.63
1.5 父の意(遺)志に生きる家族幻想......................p.65

第二章 『軒もる月』における「不貞の女子」の高笑い
2.1 はじめに.........................................p.68
2.2 節婦という身体の拘束力...................................................p.70
2.3 手紙を読む行為で構築されるセクシュアリティの空間性.....p.75
2.4 高笑いする〈狂〉の世界への転落......................p.82
2.5 回想的時間と家庭的空間からの逸脱....................p.87

第三章 『十三夜』における美人妻の離縁決意
3.1 はじめに.........................................p.89
3.2 美人妻に依存する「鬼」夫...........................p.91
3.3 「今宵」の離婚―〈父の娘〉への回帰願望................p.97
3.4 家族共同体に生き通す従属的身体.....................p.100
3.5 分裂される母性的身体..............................p.110

第四章 『われから』における妻の逸脱する身体性
4.1 はじめに.........................................p.112
4.2 商品化される悪女の身体を生きる美尾の物語.............p.116
4.3 不透明な姦通的身体を生きるお町の物語.................p.123
4.4 人形妻の「癪」という病の身体性......................p.132
4.5 家制度に回収される妻の「一念」......................p.136

第二篇 家庭外に生きる娼婦の反抗表現
第五章 『たけくらべ』における少女の変貌
5.1 はじめに.........................................p.140
5.2 「悪場所」の金銭支配論理に抵抗する信如...............p.144
5.3 娼婦的身体の成熟を拒否する美登利....................p.152
5.4 無垢の対幻想による反抗意識.........................p.158
5.5 共同体に排除される「哀れ」の生.....................p.162

第六章 『にごりえ』における酌婦の独白夢遊
6.1 はじめに.........................................p.165
6.2 二重的差異を生きる酌婦の「恨み」....................p.172
6.3 性的差異の断絶構造................................p.180
6.4 宿命的な死の結末..................................p.187
6.5 行き場のない浮遊する生.............................p.195

第三篇 明治女流文学における一葉文学の解放思想
1. 一葉文学にみる「女」の意味の二重性...................p.197
2. 「われは女成けるものを」という女性認識................p.207
3. 明治前期の女流文学にみる近代的女性...................p.220
3.1 田辺花圃『藪の鶯』――女徳体現による恋愛結婚の実現......p.224
3.2 木村曙『婦女の鑑』――家を出た〈父の娘〉の立身出世譚.....p.231
3.3 清水紫琴『こわれ指環』――自主的に離婚した妻の復縁要望...p.239
4. 一葉文学の解放思想の位置づけ.........................p.249

Ⅲ 結論
1. 〈幻想〉に生きる女性たちの無化される反抗...............p.258
2. 今後研究の課題......................................p.263


◎ 参考文献...........................................p.266
◎ 付録一:樋口一葉作品全般.............................p.294
◎ 付録二:樋口一葉年譜................................p.296
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dc.source.uri (資料來源) http://thesis.lib.nccu.edu.tw/record/#G0965560091en_US
dc.subject (關鍵詞) 樋口一葉後期文學zh_TW
dc.subject (關鍵詞) 反抗表現zh_TW
dc.subject (關鍵詞) 女性的性zh_TW
dc.subject (關鍵詞) 幻想zh_TW
dc.subject (關鍵詞) 女性解放思想zh_TW
dc.subject (關鍵詞) Higuchi Ichiyo’s late worksen_US
dc.subject (關鍵詞) resistanceen_US
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dc.subject (關鍵詞) liberationen_US
dc.title (題名) 活在「幻想」的女性―樋口一葉後期文學中女性的反抗表現zh_TW
dc.title (題名) Women living in “fantasy” in the Meiji Era:The woman`s resistance in the works of Higuchi Ichiyo’s later yearsen_US
dc.type (資料類型) thesisen
dc.relation.reference (參考文獻) 一、 全集・作品集
1. 北村透谷・樋口一葉著『北村透谷・樋口一葉集〈現代日本文学全集4〉』、筑摩書房、1956.10
2. 伊藤整・他編『樋口一葉集 附明治女流文学〈日本近代文学全集10〉』、講談社、1962.11
3. 吉田精一編『樋口一葉・泉鏡花集〈日本文学全集3〉』、新潮社、1963.5
4. 樋口一葉・幸田露伴著『樋口一葉・幸田露伴集〈現代文学大系3〉』、筑摩書房、1965.3
5. 幸田露伴・樋口一葉著『幸田露伴・樋口一葉集〈日本文学全集3〉』、集英社、1968.3
6. 樋口一葉『たけくらべ・にごりえ〈角川文庫〉』、角川書店、1968.7
7. 谷崎潤一郎・他編『樋口一葉・徳富蘆花・国木田独歩〈日本の文学5〉』、中央公論社、1968.11
8. 樋口一葉『たけくらべ〈ジュニア版日本文学名作選51〉』、偕成社、1969.10
9. 和田芳恵解説・注釈『樋口一葉集〈日本近代文学大系8〉』、角川書店、1970.9
10. 二葉亭四迷・樋口一葉『二葉亭四迷・樋口一葉集〈現代日本の文学1〉』、学習研究社、1971.10
11. 樋口一葉・他著『樋口一葉・明治女流文学・泉鏡花集〈現代日本文学大系5〉』、筑摩書房、1972.5
12. 塩田良平・和田芳恵・樋口悦編『樋口一葉全集』〈全四巻六冊〉、筑摩書房、第一巻(1974.3)、第二巻(1974.9)、第三巻・上(1976.12)、第三巻・下(1978.11)、第四巻・上(1981.12)、第四巻・上(1994.6)
13. 樋口一葉『大つごもり・十三夜・他五編〈岩波文庫〉』、岩波書店、1979.2
14. 瀬戸内晴美・他著『樋口一葉全集④評伝編』、小学館、1979.9
15. 前田愛・他編『樋口一葉全集』、小学館、1979.10
16. 今井泰子・渡辺澄子・藪禎子編集『短編 女性文学 近代』、桜楓社、1987.4
17. 円地文子・田中澄江訳『たけくらべ・にごりえ〈カラーグラフィック明治の古典3〉』、学習研究社、1989.11
18. 高橋和彦訳『完全現代語訳 樋口一葉日記』、アドレエー、1993.11
19. 樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』、岩波書店、1999.5第1刷改版発行(1927.7第1刷発行)
20. 井辻朱美・角田光代・多和田葉子・山本昌代訳『現代語訳樋口一葉「闇桜/ゆく雲他」』、河出書房新社、1997.2
21. 藤沢周・篠原一・阿部和重訳『現代語訳樋口一葉「十三夜他」』、河出書房新社、1997.3
22. 島田雅彦訳『現代語訳樋口一葉「大つごもり他」』、河出書房新社、1997.4
23. 菅聡子・関礼子校注『樋口一葉集〈新日本古典文学大系明治編24〉』、岩波書店、2001.10
24. 伊藤比呂美・島田雅彦・多和田葉子・角田光代訳『にごりえ 現代語訳・樋口一葉』、河出書房新社、2004.12
25. 松浦理英子・藤沢周・阿部和重・井辻朱美・篠原一訳『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』、河出書房新社、2004.12
26. 樋口一葉『樋口一葉〈ちくま日本文学〉』、筑摩書房、2008.4


二、 単行本
1. 和田芳恵編『樋口一葉〈近代文学鑑賞講座3〉』、角川書店、1958.11
2. 笹淵友一『文学界とその時代(下)』、明治書院、1960.1
3. 塩田良平著・日本歴史学会編集『樋口一葉〈人物叢書 新装版〉』、吉川弘文館、1960.7
4. 坂本浩『近代文学の研究態度〈研究叢書15〉』、桜楓社、1960.10
5. 本間久雄『明治文学考証・随想』、新樹社、1965.9
6. 福田清人・小野芙紗子編『樋口一葉・人と作品』、清水書院、1966.5
7. 佐古純一郎『文学の探究』、審美社、1967.5
8. 大野茂男・遠藤晋著『近代小説に現れた女性像』、秀英出版、1969.5
9. 松坂俊夫『増補改訂 樋口一葉研究〈研究選書3〉』、教育出版センター、1970.9
10. 関良一『樋口一葉・考証と試論〈日本近代文学研究叢刊〉』、有精堂、1970.10
11. 解釈学会編『樋口一葉の文学』、教育出版センター、1973.5
12. 関良一『樋口一葉考証と試論』、有精堂、1974.9
13. 山根賢吉『樋口一葉の文学〈近代の文学2〉』、桜楓社、1976.9
14. 板垣直子『明治・大正・昭和の女流文学』、桜楓社、1977.6
15. 長谷川泉『近代名作鑑賞:三契機說鑑賞法70則の實例〈第五版〉』、至文堂、1977.8
16. 三好行雄・竹盛天雄編『明治文学の展開〈近代文学2〉』、有斐閣、1977.9
17. 小田切秀雄『明治・大正の作家たちI〈レグルス文庫106〉』、第三文明社、1978.12
18. 長谷川泉・紅野敏郎・磯貝英夫編『資料による近代日本文学』、明治書院、1979.7
19. 三好行雄『近代小説の読み方1』、有斐閣、1979.8
20. 浅井清・他編『研究資料現代日本文学〈第一巻小説・戯曲I〉』、明治書院、1980.3
21. 猪野謙二『小説の読みかた〈岩波ジュニア新書21〉』、岩波書店、1980.9
22. 吉田精一『近代文学の諸相〈吉田精一著作集11〉』、桜楓社、1981.5
23. 藤井公明『樋口一葉研究』、桜楓社、1981.7
24. 日本文学研究資料刊行会編『幸田露伴・樋口一葉〈日本文学研究資料叢書〉』、有精堂、1982.4
25. 松坂俊夫『樋口一葉〈鑑賞日本現代文学2〉』、角川書店、1982.8
26. 岡保生『薄倖の才媛 樋口一葉』、親典社、1982.11
27. 亀井秀雄『感性の変革』、講談社、1983.6
28. 湯池孝著・松坂俊夫解説『樋口一葉論〈近代作家研究叢書3〉』、日本図書センター、1983.7
29. 小田切秀雄『明治大正の名作を読む-作品鑑賞による日本文学史・明治大正編-』、むぎ書房、1983.11
30. 西尾能仁『一葉・明治の新しい女-思想と文学-』、有斐閣、1983.11
31. 尾形明子『作品の中の女たち-明治・大正文学を読む』、ドメス出版、1984.10
32. 小田切秀雄『女性のための文学入門』、オリジン出版センター、1984.11
33. 山田有策編『女流文学の現在』、学術図書出版社、1985.4
34. 前田愛編集・評伝『樋口一葉〈新潮日本文学アルバム3〉』、新潮社、1985.5
35. 塩田良平『新訂 明治女流作家論〈シリーズ・近代文学研究4〉』、文泉堂出版、1985.10
36. 三好行雄『日本の近代小説I』、東京大学出版社、1986.6
37. 加藤富一『近代文学の女人像』、近代文芸社、1986.12
38. 後藤積『商人としての樋口一葉』、千秋社、1987.2
39. 村松定孝『新版近代日本文学の軌跡』、右文書院、1988.4
40. 円谷真護『言挙げする女たち』、社会評論社、1989.3
41. 和田繁二郎『明治前期女流作品論―樋口一葉とその前後』、桜楓社、1989.5
42. 岡保生『明治文学論集1-硯友社・一葉の時代-〈新典社研究叢書27〉』、新典社、1989.5
43. 前田愛『樋口一葉の世界〈前田愛著作集第三巻〉』、筑摩書房、1989.9
44. 坂垣直子著・松坂俊夫解説『評伝・樋口一葉〈近代作家研究叢書70〉』、日本図書センター、1989.10
45. 橋本威『樋口一葉作品研究〈近代文学研究叢刊1〉』、和泉書院、1990.1
46. 高田知波・北田幸恵・金子幸代編著『近代文学ヒロインの系譜』、双文社、1990.4
47. 劉振瀛『日本文学論集』、北京大学出版社、1991
48. 片岡懋『近代日本の作家と作品〈新典社研究叢書41〉』、新典社、1991.6
49. 藪禎子『透谷・藤村・一葉〈新視点シリーズ・日本近代文学4〉』、明治書院、1991.7
50. 岩橋邦枝・他著『樋口一葉〈群像日本の作家3〉』、小学館、1992.3
51. 江実満子・漆田和代編『女が読む日本近代文学』新曜社、1992.3
52. 和田芳恵編・松坂俊夫解説『樋口一葉研究〈近代作家研究叢書117〉』、日本図書センター、1992.10
53. 竹盛天雄・吉田熈生・野山嘉正編『新・現代文学研究必携』、学燈社、1993.2
54. 島木英著・関礼子解説『樋口一葉〈近代作家研究叢書143〉』、日本図書センター、1993.6
55. 和田芳恵著・松坂俊夫解説『一葉誕生〈近代作家研究叢書142〉』、日本図書センター、1993.6
56. 関礼子『姉の力 樋口一葉』、筑摩書房、1993.11
57. 女性文学会編著『女性文学の近代』、太洋社、1994.4
58. 新・フェミニズム批評の会編『樋口一葉を読みなおす』、學藝書林、1994.6
59. 安藤宏『卒業論文のための作家論と作品論』、至文堂、1995.1
60. 岩淵宏子・北田幸恵・高良留美子編『フェミニズム批評への招待―近代女性文学を読む』、學藝書林、1995.5
61. 金井景子『真夜中の彼女たち-書く女の近代』、筑摩書房、1995.6
62. 矢部彰『樋口一葉私論』、近代文芸社、1995.9
63. 岩見照代・北田幸恵・関礼子・高田知波・山田有策編『樋口一葉事典』、おうふう、1996.11
64. 樋口一葉研究会編『論集樋口一葉』、おうふう、1996.11
65. 松坂俊夫『樋口一葉-作家の軌跡』、東北出版企画、1996.11
66. 関礼子『語る女たちの時代・一葉と明治女性表現』、新曜社、1997.4
67. 加山郁生『性と愛の日本文学』、河出書房新社、1997.7
68. 高田知波『樋口一葉論への射程』、双文社、1997.11
69. 渡邊澄子『日本近代女性文学論-闇を拓く』、世界思想社、1998.2
70. 滝藤満義『一葉文学 生成と展開』、明治書院、1998.2
71. 中山和子・江種満子・藤森清編『ジェンダーの日本近代文学』、翰林書房、1998.3
72. 国文学研究資料館編・松野陽一代表『幕末・明治期の国文学 明治開化期と文学』、臨川書店、1998.3
73. 北川秋雄『一葉という現象-明治と樋口一葉』、双文社、1998.10
74. 樋口一葉研究会編『論集樋口一葉Ⅱ』、おうふう、1998.11
75. 菅聡子『時代と女と樋口一葉』、日本放送出版協会、1999.1
76. 佐藤泰正編『文学における性と家族〈梅光女学院大学公開講座論集 第44集〉』、笠間書院、1999.4
77. 大岡信・他編『近代日本文学のすすめ』、岩波書店、1999.5
78. 平田由美『女性表現の明治史』、岩波書店、1999.11
79. 佐伯順子『恋愛の起源』、日本経済新聞社、2000.2
80. 渡辺澄子『女性文学を学ぶ人のために』世界思想社、2000.10
81. 山田有策『深層の近代-鏡花と一葉』、おうふう、2001.1
82. 高橋俊夫編『樋口一葉「たけくらべ」作品論集〈近代文学作品論集成1〉』、クレス出版、2001.7
83. 樋口一葉研究会編『論集樋口一Ⅲ』、おうふう、2002.9
84. 小森陽一・他編『身体と性〈岩波講座・文学11〉』、岩波書店、2002.11
85. 川崎賢子『読む女 書く女―女系読書案内』、白水社、2003.6
86. 関礼子『一葉以後の女性表現-文体・メディア・ジェンダー』、翰林書房、2003.11
87. 大庭みな子・他『テーマで読み解く日本の文学(下)-現代女性作家の試み』、小学館、2004.6
88. 田中優子『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』、集英社、2004.7
89. 荒井とみよ・永渕朋枝編著『女の手紙』、双文社出版、2004.7
90. 江種満子『わたしの身体、わたしの言葉-ジェンダーで読む日本近代文学』、翰林書房、2004.10
91. 前田愛『闇なる明治を求めて〈前田愛対話集成Ⅰ〉』、みすず書房、2005.1
92. 峯村至津子『一葉文学の研究〈岩波アカデミック叢書〉』、岩波書店、2006.3
93. 佐藤正午『小説の読み書き』、岩波書店、2006.6
94. 全国大学国語国文学会編『日本語日本文学の新たな視座』、おうふう、2006.6
95. 小森陽一『ことばの力 平和の力-近代日本文学と日本国憲法』、かもがわ出版、2006.10
96. 岩淵宏子・長谷川啓編『ジェンダーで読む愛・性・家族』、東京堂出版、2006.10
97. 杉山武子『一葉樋口夏子の肖像』、績文堂出版、2006.10
98. 樋口一葉研究会編『論集樋口一葉Ⅵ』、おうふう、2006.11
99. 趙恵淑『樋口一葉作品研究』、専修大学出版局、2007.2
100. 木村真佐幸編『樋口一葉と現代』、翰林書房、2007.5.18
101. 戸松泉『日本の作家100人 樋口一葉-人と文学』、勉誠出版、2008.3
102. 高良留美子『恋する女―一葉・晶子・らいてうの時代と文学』、學藝書林、2009.6



三、 雑誌所載論文
(一)『やみ夜』(明27.7)
1. 森山重雄「一葉の『やみ夜』と相馬事件」『日本文学』20巻4号、1971.4
2. 橋口晋作「『やみ夜』の性格、位置」『近代文学論集』12巻、1986.11
3. 何涪嘉「『やみ夜』本文検討とモチーフ」『甲南女子大学大学院論叢』14巻、1992.3
4. 野網摩利子「樋口一葉『やみ夜』の諸相」『繍』7巻、1995.3
5. 杉藤美穂「『やみ夜』(一)の構造」『岡山大学国語研究』11巻、1997.3
6. 橋本のぞみ「『やみ夜』論―傀儡の他者性」『国文目白』37巻、1998.2.20
7. 塚本章子「樋口一葉『暗夜』論-交錯する「闇」の諸相」『近代文学試論』37号、1999.12.25
8. 藤井信乃「一葉ノート(二)―「やみ夜」について」『星美学園短期大学研究論叢』34巻、2002.3.31
9. 峯村至津子「〈烈女幻想〉の揺らぎ―樋口一葉「やみ夜」再考」『国語国文』76巻5号、2007.5.25


(二)『たけくらべ』(明28.1~明29.1)
1. 松原新一「『たけくらべ』のこと-〈美登利のうしろ姿〉」『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
2. 伊狩章「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
3. 大塚豊子「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
4. 木村真佐幸「一葉"青春"の挽歌:"奇跡の期間"と『たけくらべ』の位相」『札幌大学教養部女子短期大学部紀要』20巻、1982.5.31
5. 蒲生芳郎「美登利の変貌―佐多稲子さんの『たけくらべ』解釈をめぐって」『日本文学ノート』21巻、1986.2
6. 田上貞一郎「樋口一葉『たけくらべ』美登利の登校拒否」『茨城女子短期大学紀要』13巻、1986.6.30
7. 橋本威「『たけくらべ』題名考:『たけくらべ』研究稿・第二章」『近代文学試論』26巻、1988.12.25
8. 浅野洋「『たけくらべ』の身体性」『国文学解釈と鑑賞』54巻6号、1989.6
9. 三浦英子「樋口一葉―逃げる男」『芸文東海』17巻、1991.6
10. 中村青史「『たけくらべ』・樋口一葉―純愛のゆくえ」『国文学』36巻1号、1991.1
11. 山本和明「『たけくらべ』における〈語り手〉の位相」『城南国文』11巻、1991.2
12. 重松恵子「『たけくらべ』の哀感―語り手法」『日本文学研究』27巻、1991.11
13. 出原隆俊「『たけくらべ』の成立基盤」『国語国文』60巻12号、1991.12
14. 本田和子「〈美登利〉の孤独と少女像」『日本児童文学』38巻5号、1992.5
15. 陳蘇黔「『たけくらべ』―美登利の悲劇をめぐって」『論樹』6巻、1992.9
16. 愛知峰子「『たけくらべ』の断層」『名古屋近代文学研究』10巻、1992.12
17. 北川秋雄「『たけくらべ』私攷:水仙の彼方に」『同志社国文学』37巻、1993.3
18. 槙本敦史「『たけくらべ』における〈大黒〉の象徴性」『研究と資料』29巻、1993.7
19. 石崎等「無垢(イノセンス)のゆくえ(一)―『たけくらべ』試論」『立教大学日本文学』70巻、1993.7
20. 石崎等「無垢(イノセンス)のゆくえ(二)―『たけくらべ』試論」『立教大学日本文学』71巻、1993.12
21. 吉田千佳「『たけくらべ』の〈季節〉―美登利の変化を中心に」『日本文学ノート』29巻、1994.1
22. 菅聡子「語られなかった物語―『たけくらべ』を読む」『女子聖学院短期大学紀要』26巻、1994.3
23. 関礼子「少女を語ることば―樋口一葉『たけくらべ』の美登利の変貌をめぐって」『解釈と鑑賞』59巻4号、1994.4
24. 青木一男「美登利の変貌をめぐって―『たけくらべ』ノート(七)」『城西文学』20巻、1994.12
25. 中山洋子「『たけくらべ』研究ノート―美登利、「こども」から「おとな」へ」『金沢大学国語国文』20巻、1995.2
26. 末利光「『たけくらべ』解釈への疑問」『調布日本文化』5巻、1995.3.25
27. 滝藤満義「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
28. 千田かをり「『たけくらべ』論―制度の内の/外の少女と少年」『解釈と鑑賞』60巻6号、1995.6
29. 北川秋雄「『たけくらべ』私攷:ディケンズとドストエフスキーと」『同志社国文学』42巻、1995.11
30. 塚本章子「樋口一葉『たけくらべ』論―哀しみの共鳴」『近代文学試論』33巻、1995.12
31. 関礼子「〈母性表象〉におけるジェンダー―『たけくらべ』・『鳳仙花』をめぐって」『日本近代文学』55巻、1996.10
32. 豊嶋知佐「『たけくらべ』私考―〈藤本信如〉という存在」『大妻国文』28巻、1997.3
33. 猪狩友一「〈美登利の変貌〉私解」『湘南文学』11巻、1997.10
34. 中野博雄「『たけくらべ』読解」『湘南文学』11巻、1997.10
35. 愛知峰子「樋口一葉:『たけくらべ』の季節と雨」『国際関係学部紀要』19巻、1997.10.30
36. 笹川洋子「ジェンダーの視点からみた『花ごもり』『やみ夜』『たけくらべ』の言語行為について:見つめる女たち・うつ向く男たち」『親和國文』33巻、1998.12.1
37. 岡部隆志「『たけくらべ』論(一)―子どもたちの退場・恋愛の回避」『共立女子短期大学文科紀要』41巻、1998.1.31
38. 張替比呂美「『たけくらべ』論―子どもたちと〈近代〉」『国文目白』37巻、1998.2.20
39. 野網摩利子「誤解を直視する言葉・『たけくらべ』論」『国文学研究』124巻、1998.3.15
40. 高田知波「少女と娼婦―あるいは“切り裂きジャック”事件と『たけくらべ』」『文学』9巻2号、1998.4.10
41. 朴那美「樋口一葉の『たけくらべ』にみられる悲哀」『言語と文芸』117巻、2000.11.10
42. 峯岸千紘「樋口一葉『たけくらべ』―三の酉の日の美登利」『語学と文学』37巻、2001.3.31
43. 松本徹「悲運と豊潤の文学 樋口一葉」『有隣』420巻、2002.11.10
44. 山本欣司「売られる娘の物語―『たけくらべ』試論」『弘前大学教育学部紀要』87巻、2002.3.28
45. 宮崎千鶴「樋口一葉『たけくらべ』論」『国文橘』28巻、2002.3.18
46. 田上貞一郎「『たけくらべ』の「育英舎」考」『茨女国文』15巻、2003.3.18
47. 朴那美「『たけくらべ』」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5
48. 長池一美「樋口一葉『たけくらべ』の解釈学的研究:ジェンダー、解釈、モダニズムをめぐる問題」『国際文化研究所紀要』9巻、2003.10.1
49. 藤村猛「樋口一葉『たけくらべ』論」『国語国文論集』34巻、2004.1.27
50. 張晋文「美登利の変貌を巡って―『たけくらべ』を読み直す」『福岡教育大学国語科研究論集』45巻、2004.1.31
51. 石井茜「美登利はなぜ変わったか―『たけくらべ』の研究」『語学と文学』41巻、2005.4.23


(三)『軒もる月』(明28.4)
1. 橋口晋作「『軒もる月』の世界−『たけくらべ』との関係を中心に−」『解釈』28巻3号、1982.3
2. 関礼子「〈読む〉ことによる覚醒―『軒もる月』の物語世界」『亜細亜大学教養部紀要』43巻、1991.11
3. 戸松泉「『軒もる月』の生成―小説家一葉の誕生」『相模女子大学紀要』56巻、1993.3
4. 弦巻克二「一葉『軒もる月』断想―結婚の機関(からくり)と「悟迷の境」の解脱」『叙説』26巻、1998.12.1
5. 屋代博美「『軒もる月』の世界―古典の受容を視座として」『宇大国語論究』13巻、2002.2.1
6. 早矢仕智子「『軒もる月』における一葉の語りの方法」『宮城学院女子大学大学院人文学会誌』3巻、2002.3.31
7. 橋本のぞみ「『軒もる月』―〈二タ心〉とジェンダー・システム」『日本女子大学大学院文学研究科紀要』10巻、2004.3.15
8. 水野亜紀子「樋口一葉『軒もる月論』―凝視の先にあるもの―」『阪大近代文学研究』第7号、2009.3.25


(四)『にごりえ』(明28.9)
1. 黒田しのぶ「にごりえ」『国文学解釈と教材の研究』2巻11号、1957.10
2. 塚田満江「『にごりえ』に於ける〈罪と罰〉―比較文学の問題として―」『女子大国文』19巻、1960.11
3. 塚田満江「明治の心中と『にごりえ』」『女子大国文』27巻、1962.12
4. 木村真佐幸「一葉文学における近代的自我の問題:「にごりえ」・「十三夜」を中心に(その一)」『札幌大学紀要』1巻、教養部論集、1968.3.1
5. 松坂俊夫「草稿の検討―にごりえ・樋口一葉」『国文学解釈と教材の研究』13巻9号、1968.7
6. 川淵芙美「『にごりえ』論」『香椎潟』14巻、福岡女子大学、1968.8.31
7. 松坂俊夫「樋口一葉『にごりえ』」『国文学解釈と教材の研究』16巻16号、1971.12
8. 中西芳絵「『にごりえ』試論」『文芸と批評』3巻8号、1972.3
9. 五十嵐まみ「樋口一葉―『にごりえ』について―」『国文学ノート』11巻、1972.3
10. 小原元「樋口一葉『にごりえ』」『国文学解釈と鑑賞』37巻10号、1972.8
11. 田川加代子「樋口一葉『にごりえ』論」『言文』21巻、1973.10
12. 中西芳絵「桃水像のイメージについて―『にごりえ』と『十三夜』」『文芸と批評』4巻3号、1974.11
13. 伊狩章「『にごりえ』の構想と〈心の闇〉」『国語と国文学』53巻1号、1976.1
14. 蒲生芳郎「『にごりえ』の構造―作品読解の試み―」『文芸研究』81巻、1976.1
15. 中西芳絵「『にごりえ』の構想」『文芸と批評』4巻6号、1976.7.10
16. 橋本威「『にごりえ』論序説」『大阪教育大附属高校池田校舎研究紀要』9巻、1976.12
17. 蒲生芳郎「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
18. 木下優子「一葉文芸における愛―『にごりえ』の世界―」『活水日文』2巻、1979.3
19. 植田一夫「『にごりえ』の世界」『文学研究』49巻、1979.6
20. 山本洋「『にごりえ』本文の検討」『国語国文』48巻7号、1979.7
21. 江川緑「『にごりえ』論」『活水日文』3巻、1980.3
22. 山本洋「『にごりえ』の構想と成立」『国語国文』49巻4号、1980.4
23. 佐々木朋子「『にごりえ』考-結末部分の解釈について」『広島女学院大国語国文学誌』10巻、1980.12
24. 杉山晴美「樋口一葉論-『にごりえ』にみる別れ-」『常葉国文』5巻、1980.6
25. 高橋通子「樋口一葉『にごりえ』寸考」『国文学ノート』18巻、1981.3
26. 石田忠彦「『にごりえ』小論」『活水日文』4巻、1981.3
27. 藤井信乃「『にごりえ』ノート」『星美学園短期大学研究論叢』14巻、1982.3
28. 国府綾之「『にごりえ』論」『活水日文』7巻、1982.9
29. 塩沢典子「『にごりえ』−その女性像」『日本文学論叢(茨城キリスト教短期大学)』9巻、1984.3
30. 藤井貞和・小森陽一・戸松泉・山田有策「共同討議樋口一葉の作品を読む:『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』」『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―明治東京のフォークロア〉』29巻13号、1984.10
31. 橋口晋作「『にごりえ』私見」『解釈』31巻10号、1985.10
32. 山田有策「たけくらべ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
33. 熊坂敦子「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
34. 渡部芳紀「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代文学が描く愛と性〉』、52巻10号、1987.10
35. 出原隆俊「お力の登場−『にごりえ』における〈借用〉について」『文学』56巻7号、1988.7
36. 関礼子「進め方と実例記号論の視点-樋口一葉『にごりえ』」『国文学〈特集・作品をどう論じるか〉』34巻8号、1989.7
37. 津田素子「演習レポート『にごりえ』の結末についての試論」『梅花短大国語国文』2巻、1989.7
38. 狩野啓子「『にごりえ』引き裂かれた生の諸相」『近代文学論集』15巻、1989.11
39. 宇佐美毅「樋口一葉『にごりえ』-〈女たち〉の声-」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代文学と「語り」〉』56巻4号、1991.4
40. 塚田満江「『にごりえ』『たけくらべ』のモデル-小説主人公の造型」『日本文学風土学会紀事』17巻、1992.3
41. 塚田満江「小説主人公の造型-七度『にごりえ』に寄せて」『日本文学風土学会紀事』19巻、1994.3
42. 出原隆俊「『にごりえ』の〈彼の人〉」『文学』5巻2号、1994.4
43. 中村三春「樋口一葉『にごりえ』-物語の誘惑と差異化」『国文学解釈と教材の研究〈特集・明治の小説がいま新しい〉』、39巻7号、1994.6
44. 熊倉千之「日本文学共同研究〈江戸から東京へ〉一:和声:物語の声について」『東京家政学院大学紀要』34巻、1994.7.31
45. 矢部彰「〈心も何もぼうつとして物思ひのない処〉考―『にごりえ』論」『文芸と批評』8巻1号、1995.5
46. 藤井淑禎「評価史のなかの『にごりえ』を読む」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
47. 須田千里「『にごりえ』試論-他者のことば」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
48. 岡部隆志「『にごりえ』論-情の行方」『共立女子短期大学文科紀要』40巻、1997.2
49. 蓮実重彦「樋口一葉の『にごりえ』-〈恩寵〉の時間と〈歴史〉の時間」『文学』8巻2号、1997.4
50. 塚本章子「『にごりえ』論―反復する〈溝〉のイメージ」『国文学攷』150号、広島大学国語国文学会、1997.6
51. 遠藤伸治・有元伸子「樋口一葉『にごりえ』における性の二重規範」『近代文学試論』35号、広島大学近代文学研究会、1997.12
52. 大畑照美「『にごりえ』を読む」『国語年誌』17巻、1999.2.1
53. 室之園裕美「『にごりえ』の結末部における謎とその解明への試み」『岐阜女子大学国文学会誌』28巻、2000.3
54. 朴那美「樋口一葉の『にごりえ』と近松門左衛門の『心中天の網島』―その愛の形、行方」『東アジア日本語教育・日本文化研究』2巻、2000.3.31
55. 早矢仕智子「『たけくらべ』・『にごりえ』における一葉の語りの方法」『宮城学院女子大学大学院人文学会誌』1巻、2000.3.31
56. 荻原桂子「樋口一葉『にごりえ』論-<境界>という物語」『九州女子大学紀要』37巻1号、2000.9
57. 熊谷有佳子「お力の〈思ふ事〉と結城朝之助―樋口一葉『にごりえ』から―」『大妻女子大学大学院文学研究科論集』第十一号、2001.3.31
58. 猪狩友一「にごりえ」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5.1
59. 秋山駿「文学の葉脈(十九)―樋口一葉『にごりえ』」『新潮』102巻9号、2005.9.1
60. 笹川洋子「言語行為から読む『にごりえ』試論-お力の苦悩と愛における心的二重性をめぐって」『親和國文』40巻、神戸親和女子大学、2005.12.1


(五)『十三夜』(明28.12)
1. 塩田良平「『十三夜』鑑賞」『国文学解釈と鑑賞』2巻4号、1937.4
2. 松坂俊夫「『十三夜-構想・成立を中心に-』」『国文学解釈と教材の研究』2巻11号、1957.10
3. 前田愛「十三夜〈樋口一葉〉」『国文学解釈と教材の研究〈特集・現代女流文学の魅力〉』13巻5号、1968.4
4. 木谷喜美枝「十三夜」『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
5. 高橋通子「樋口一葉『十三夜』試考」『国文学ノート』20巻、1983.3
6. 沢井孝子郎「『十三夜』私見」『神戸学院女子短期大学紀要』16巻、1983.3
7. 藤井貞和・小森陽一・戸松泉・山田有策「共同討議樋口一葉の作品を読む:『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』」『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―明治東京のフォークロア〉』29巻13号、1984.10
8. 山本洋「『十三夜』の構造」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
9. 田中実「『十三夜』の〈雨〉」『日本近代文学』37巻、1987.10
10. 水野泰子「『十三夜』試論―〈母〉幻想の称揚」『文芸と批評』6巻10号、1989.9
11. 紅野謙介・小森陽一・十川信介・山本芳明「『十三夜』を読む(上)」『文学』1巻1号、1990.1
12. 紅野謙介・小森陽一・十川信介・山本芳明「『十三夜』を読む(下)」『文学』1巻2号、1990.4
13. 松下浩幸「『十三夜小論―記憶ドラマ』」『明治大学日本文学』18巻、1990.8
14. 関礼子「『十三夜』の時間と空間」『文学』4巻3号、1993.7
15. 高良留美子「樋口一葉『十三夜』と月の暗示―父の沈黙、娘の沈黙」『城西文学』19巻、1993.12
16. 山本欣司「『十三夜』論-お関の〈今宵〉/斎藤家の〈今宵〉」『国語と国文学』71巻8号、1994.8
17. 紅野敏郎「久保田万太郎-『十三夜』と『或る女』をめぐって」『悲劇喜劇』47巻10号、1994.10
18. 山本欣司「『十三夜』論の前提」『立命館文学』538号、1995.2
19. 菅聡子「『十三夜』-心の闇」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
20. 出原隆俊「『十三夜』を統合するもの-《擦れ》の機能」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
21. 西荘保「『十三夜』論-先行する〈嫁した女の不幸」の話と比較して」『日本文学』45巻2号、1996.2
22. 狩野啓子「関係性の病い―『十三夜』の照らし出す近代」『日本文学』45巻11号、1996.11
23. 山本雅子「レトリックとしてのスキ-マ-樋口一葉『十三夜』の場合-」『文体論研究』43巻、1997.3
24. 広井多鶴子「樋口一葉『十三夜』の時代―明治の結婚と離婚」『群馬女子短期大学国文研究』25巻、1998.3.13(網路97.07.29)
25. 塚本章子「樋口一葉『十三夜』試考-坪内逍遥『妹と背かがみ』への抗い」『近代文学試論』36号、広島大学近代文学研究会、1998.12
26. 金丸千雪「樋口一葉の『十三夜』におけるセンチメンタリズム」『九州女子大学紀要』35巻3号、1999.2
27. 丸川浩「樋口一葉『十三夜』論:抒情小説・メロドラマ・家庭小説」『山陽女子短期大学研究紀要』26巻、2000.12.25
28. 西野竜太郎「<卒論>『十三夜』はいかにして近代ジェンダーの成立を助けたか」『日本文學誌要』64巻、法政大学、2001.7.14
29. 千田かをり「十三夜」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5.1
30. 高峡「人力車夫へ〈下降〉の現象について-樋口一葉文学の人力車夫モチーフ」『多元文化』8号、名古屋大学国際言語文化研究科国際多元文化専攻、2008.3


(六)『われから』(明29.5)
1. 坂本政親「われから」『国文学解釈と教材の研究』2巻11号、1957.10
2. 宮城達郎「われから」『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
3. 重松恵子「樋口一葉『われから』論―母娘の物語が指向するもの」『近代文学論集』18巻、1992.11
4. 高田知波「<女戸主・一葉>と『われから』(第三十号記念)」『駒澤國文』30巻、1993.02
5. 千田かをり「『われから』における言葉と身体」『立教大学日本文学』71巻、1993.12
6. 峯村至津子「『われから』論(上)」『国語国文』64巻3号、1995.3
7. 峯村至津子「『われから』論(下)」『国語国文』64巻4号、1995.4
8. 山田有策「『われから』-与四郎の復讐」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
9. 戸松泉「『われから』試論-〈小説〉的世界の顕現」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
10. 橋本威「一葉『われから』覚え書き(下)―講義ノートより」『梅花女子大学文学部紀要(国語・国文学)』30巻、1996.12
11. 十川信介「緑雨は一葉をどうよんだか―『われから』をめぐって」『資料と研究』2巻、1997.1
12. 朴那美「樋口一葉の『われから』におけるお町の〈一念〉は成就するか(一)」『ことば』20巻、1999.12.31
13. 石井和夫「姦通の影:『化銀杏』『多情多恨』『われから』の三つ巴」『香椎潟』46巻、2000.12.25
14. 朴那美「樋口一葉の『われから』におけるお町の〈一念〉は成就するか(二)」『ことば』21巻、2000.12.31
15. 大畑照美「『われから』論―母と美尾、美尾と町子」『近代文学研究』18巻、2001.2.28
16. 坂野晴和「お律、お京、そしてお町:『うらむらさき』論考」『名古屋経営短期大学紀要』42巻、2001.3.15
17. 五島慶一「<妻>の「一念」:『われから』における妻の位置」『三田國文』巻号34、2001.9.30
18. 青木一男「『われから』―人妻物語への試み」『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5.1
19. 塚本章子「樋口一葉『うらむらさき』・『われから』:「カネ」と「モノ」と「女の欲望」」『近代文学試論』巻号47、2009.12.25


(七)一葉文学相関
1. 福田清人「樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞』5月号、1948.5
2. 川口朗「一葉と『わかれ道』」『国文学解釈と鑑賞』11月号、1948.11
3. 橋浦兵一「一葉の作品形成」『文芸研究』6巻、1951.1
4. 大石修平「樋口一葉」『日本文学』1巻1号、1952.11
5. 永平和雄「明治の浪漫主義文学―「文学界」の変質と一葉―」『岐阜大学学芸学部研究報告:人文科学』巻号1、1953.3
6. 藤井公明「樋口一葉―その生活と作品―」『香川大学学芸学部研究報告:第1部』巻号7、1956.4
7. 平山斐子「一葉に於ける晩年の動向」『日本女子大学紀要:文学部』巻号6、1957.2
8. 坂本政親「一葉の宿命―立身出世主義と女性意識―」『福井大学学芸学部紀要:第1部;人文科学』巻号6、1957.2
9. 瀬沼茂樹「一葉文学の位置」『国文学』巻号2-11、1957.10
10. 稲垣達郎「一葉の時代環境」『国文学』巻号2-11、1957.10
11. 和泉恒二郎「一葉の思想―その晩年を中心として―」『日本文学/日本文学協会』巻号7-8、1958.8
12. 黒田しのぶ「樋口一葉の近代性」『国文学』 巻号3-12、1958.11
13. 鈴木道子「一葉文学―その哀愁―」『実践文学』巻号7、1959.6
14. 瀬沼茂樹「明治の女流作家」『国文学解釈と鑑賞』巻号27-10、1962.9
15. 阿部靖子「一葉の作品に描かれた女性」『宮城学院国文学会会誌』巻号20、1962.10
16. 塚田満江「樋口一葉考―作家研究の一試論―」『女子大国文』巻号29、1963.5
17. 安達よし子「一葉の文学意識―下層民に対する態度を中心に―」『日本文学ノート』巻号1、1965.12
18. 塚田満江「一葉とその父」『女子大国文』巻号43、1966.11
19. 関良一「一葉小説の基層(上)」『解釈』巻号16-11、1970.11
20. 関良一「一葉小説の基層(下)」『解釈』巻号17-2、1971.2
21. 仲尾さつき「樋口一葉の女性観」『大谷女子大国文』通巻1、1971.3
22. 村松定考「樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代女流の文学〉』37巻3号、1972.3
23. 伊狩章「日本の家族制度と女流文学」『国文学解釈と鑑賞〈特集・近代女流の文学〉』37巻3号、1972.3
24. 山根賢吉「一葉文学における笑い」『学大国文』巻号17、1973.11
25. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・夭折のロマン 樋口一葉〉』39巻13号、1974.11
26. 伊狩章「樋口一葉の生活意識」『国文学会誌(新潟大学)』巻号19、1975.12
27. 伊狩章「樋口一葉の生活意識 その二」『国文学会誌(新潟大学)』巻号20、1976.10
28. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・紅葉・露伴・一葉〉』43巻5号、1978.5
29. 三宮慎助「作家一葉の近代性」『高知女子大国文』巻号15、1979.9
30. 『国文学解釈と教材の研究〈特集・女流の前線―樋口一葉から八〇年代の作家まで〉』25巻15号、1980.12
31. 西尾能仁「一葉文学に見る近代思想」『大東文化大学紀要(人文科学)』巻号19、1981.3
32. 植村邦正「樋口一葉入門(一)」『名古屋女子大学紀要』27巻、1981.3.31
33. 河野郁代「樋口一葉論―一葉文学のゆくえを追って―」『香川大学国文研究』巻号6、1981.9
34. 愛知峰子「後期一葉の「真情」観の変遷」『名古屋大学国語国文学』巻号49、1981.11
35. 植村邦正「樋口一葉入門(二)」『名古屋女子大学紀要』28巻、1982.3.31
36. 植村邦正「樋口一葉入門(三)」『名古屋女子大学紀要』29巻、1983.3.31
37. 藤井正人「樋口一葉−生と精神のはざまにて」『国文学解釈と鑑賞』48巻7号、1983.4
38. 高木利夫「構成から見た一葉の宿命観」『法政大学教養部紀要(人文科学編)』巻号50、1984.7
39. 堂本正樹「頭痛肩こり樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞』49巻10号、1984.8
40. 藤井貞和・小森陽一・戸松泉・山田有策「共同討議樋口一葉の作品を読む:『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』『わかれ道』」『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―明治東京のフォークロア〉』29巻13号、1984.10
41. 滝藤満義「花圃と一葉:初期一葉ノートI」『横浜国立大学人文紀要』31巻、1984.10.30
42. 前田愛「樋口一葉〈半井桃水宛〉心の揺れと屈折にみちた手紙」『国文学解釈と教材の研究』29巻12号臨時号、1984.12
43. 滝藤満義「樋口一葉」『国文学解釈と鑑賞〈特集・女流作家〉』50巻10号、1985.9
44. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉の世界〉』51巻3号、1986.3
45. 渡辺澄子「一葉作品にみる強い女像」『日本文学誌要』巻号36、1987.3
46. 山田有策「樋口一葉論〈虚構〉の生まれる時」『国文学解釈と鑑賞』52巻4号、1987.4
47. 高田知波「〈良妻賢母〉への背戻-『金色夜叉』のヒロインを読む-」『日本文学』36巻10号、1987.10
48. 西川祐子「性別のあるテクスト-一葉と読者」『文学』56巻7号、1988.7
49. 吉田裕「一葉試論-出奔する狂女たち」『文学』56巻7号、1988.7
50. 関礼子「一葉における〈風景〉と〈女性〉の発見―〈萩の舎〉的世界からの離陸」、『日本文学』38巻10号、1989.10
51. 幾度たつ子「樋口一葉研究―一葉の求めた究極のもの」『仁愛国文』巻号7、1989.12
52. 荒井とみよ「女主人公の不機嫌(1)」『文芸論叢(大谷大学)』巻号34、1990.3
53. 関礼子「一葉における〈風景〉の様相-明治二十四年秋の日記から」『文学』1巻2号、1990.4
54. 滝藤満義「『ゆく雲』から『うつせみ』へ-一葉における小説の発想-」『国語と国文学』67巻10号1990.10
55. 荒井とみよ「女主人公の不機嫌 2―「われから」の場合」『文芸論叢(大谷大学)』巻号36、1991.3
56. 『国文学〈特集・廓-江戸の聖空間〉』38巻9号、1992.8
57. 高田知波「『こわれ指環』と『この子』」『日本近代文学』47巻、1992.10
58. 野田正代「樋口一葉 奇蹟の期間考―作風転換への一考察」『金城国文』巻号69、1993.3
59. 佐藤英里「樋口一葉が描いた生涯のかたち」『学海』9巻59-67号、1993.3
60. 橋口晋作「『金色夜叉』と樋口一葉の小説」『文学研究』77巻、1993.6
61. 木元伸祐「樋口一葉作品にみる女性像:妻の歩み」『日本文學誌要』47巻、法政大学、1993.7
62. 岩淵宏子「女性による一葉論(一)」『目白近代文学』巻号11、1994.9
63. 『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―越境する性と言葉〉』39巻11号、1994.10.10
64. 中山清美「明治二十八・九年の文壇状況―一葉の小説需要をめぐる問題」『金城国文』巻号71、1995.3
65. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉-新たな一葉像へ向けて〉』60巻6号、1995.6
66. 中川成美「放浪・自己語り・女性―近代女性文学と語る欲望(1)」『論究日本文学』巻号63、1996.1
67. 藪禎子「一葉と〈世の中〉」『藤女子大学国文学雑誌』56巻、1996.3
68. 鈴村麻希子「「樋口一葉」論―「出世」を願う女達」『椙山国文学』巻号20、1996.3
69. 斎藤順二「「女流文学」から「女性文学」へ―近代フェミニズム文学論序説」『群馬女子短期大学国文研究』巻号23、1996.3
70. 青木一男「樋口一葉の描いた母親像」『解釈』42巻11号、1996.11
71. 藪禎子「一葉と世の中(二)」『藤女子大学国文学雑誌』58巻、1997.3
72. 青木一男「樋口一葉の描いた女性」『城西文学』22巻、1997.3
73. 藪禎子「女の一人称-樋口一葉」『社会文学〈特集・ジェンダーの探求-21世紀をめざして〉』11号、1997.6
74. 松坂俊夫「さまざまな一葉像-人と文学への視点-」『湘南文学』11号、学校法人神奈川歯科大学・湘南短期大学、1997.10
75. 菅聡子「平成八年(自1月至12月) 国語国文学界の展望(2)近代 樋口一葉」『文学・語学』巻号157、1997.11
76. 中山清美「明治四十年代 一葉受容と「新しい女」―「円窓より 女としての樋口一葉」を中心にして」『名古屋近代文学研究』巻号15、1997.12
77. 共立女子大学総合文化研究所「共同研究 日本の近代化と女性」『研究叢書 第十六冊』、共立女子大学総合文化研究所神田分室、1998.2
78. 猪狩友一「平成九年(自1月至12月) 国語国文学界の展望(2)近代 樋口一葉」『文学・語学』通巻161、1998.10.31
79. 菅聡子「流通する〈閨秀作家〉―明治20年代の場合論」『国文学』巻号44-12、通巻647、1999.10.10
80. 岡野幸江「平成十年(自1月至12月) 国語国文学界の展望(2)近代 樋口一葉」『文学・語学』通巻165、1999.10.31
81. 佐伯順子『恋愛の起源』、日本経済新聞社、2000.2
82. 菅聡子「〈対話〉の発生装置-場所としての一葉身体-」『文学』10巻1号、1999.1
83. 芳賀登「近代地域風俗史への提言―一葉の「女の出世」の志を受け継ぐために」『風俗史学』巻号7通巻137、1999.04.10
84. 山本洋「樋口一葉筆名由来考」『国語国文』69巻11号、2000.12
85. 中川成美「わが如きもの、わが如くして過ぬべき―近代女性文学と語る欲望(2)・樋口一葉」『論究日本文学』通巻76、2002.5.30
86. 小平麻衣子「〈一葉〉という抑圧装置―明治四十年代の女性の書き手をめぐる諸相」『埼玉大学国語教育論叢』通巻5、2002.8.16
87. 矢田麻美「樋口一葉における「闇」についての一考察」『大妻女子大学大学院文学研究科論集』通巻13、2003.3.3
88. 『国文学解釈と鑑賞〈特集・樋口一葉―これまでの、そしてこれからの〉』68巻5号、2003.5
89. 『国文学解釈と教材の研究〈特集・樋口一葉―日記の領分/創作の場〉』49巻9号、2004.8.10
90. 菅聡子「いま、〈樋口一葉〉を読む 第一回 〈女性作家〉であること」『月刊国語教育』巻号24-8通巻289、2004.10.1
91. 田中優子「第二部一葉の真実:樋口一葉の可能性(経済学会講演会の記録,法政大学多摩キャンパス開設20周年記念号)」『経済志林』72巻3号、法政大学社会学部、2004.12.20
92. 長峰麻衣「樋口一葉の身体描写の研究」『日本文學』102巻72-86号、2006.3.15
93. 峯村至津子「〈怪しうひそむもの〉への眼差し」『女子大国文』通巻139、2006.6.30
94. 佐伯裕子「樋口一葉の時代感覚」『三田文学 第3期』86巻90号、2007
95. 笹尾佳代「ドラマの中の〈樋口一葉〉-一九三○年代におけるイメージの創出と変容」『日本文学』56巻12号、2007.12


(八)同時代作品文献
① 三宅花圃『薮の鴬』(明21)
1. 代表者長田幹彦『現代日本文学全集84 明治小説集』、筑摩書房、1957.7
2. 和田繁二郎「「薮の鴬」試論」『論究日本文学』巻号10、1959.4
3. 関良一「薮の鴬(三宅花圃)」『国文学』巻号13-5、1968.4
4. 西尾能仁「「薮の鶯」における「近代女性」『国文学論考』巻号5、1968.11
5. 橋口晋作「『薮の鴬』と『新編浮雲』―その相互の影響」『文学研究(日本文学研究会)』巻号70、1989.12
6. 中山清美「女学生作家の登場―『藪の鶯』「婦女の鑑」、巌本善治の小説を中心にして」『名古屋近代文学研究』通巻16、1998.12.20
7. 北原泰邦「明治女性作家における〈立身出世〉の表現―田辺花圃『藪の鶯』を中心に」『国学院大学紀要』通巻42、2004.2.14




② 木村曙『婦女の鑑』(明22)
1. 代表著者税所敦子『明治文学全集81 明治女流文学集(一)』、筑摩書房、1966.8
2. 校注者高田知波・中川成美・中山和子『女性作家集〈新日本古典文学大系明治編23〉』、岩波書店、2002.3
3. 畑有三「婦女の鑑(木村曙)」『国文学』巻号13-5、1968.4
4. 長江曜子「木村曙『婦女の鑑』について」『文学研究(聖徳学園短大)』巻号1、1986.2
5. 高田知波「雅号・ローマンス・自称詞―『婦女の鑑』のジェンダー戦略」『日本近代文学』巻号55、1996.10
6. 渡辺澄子「木村曙「婦女の鑑」を読む」『日本文学』巻号47-1通巻535、1998.1.1
7. 白井ユカリ「少女の留学―木村曙「婦女の鑑」」『実践国文学』通巻65、2004.3.15


③ 清水紫琴『こわれ指環』(明24)
1. 笹淵友一「こわれ指輪・一青年異様の述懐(清水紫琴)―その浪漫性―」『国文学』巻号13-5、1968.4
2. 渡辺澄子「(読む)清水紫琴『こわれ指環』」『日本文学』巻号29-3、1980.3
3. 北田幸恵「真葛から紫琴へ―性差と表現」『日本文学』巻号43-11、1994.11
4. 林正子「清水紫琴の〈女権〉と〈恋愛〉―明治の〈女文学者〉、その誕生の軌跡」『岐阜大学国語国文学』巻号23、1996.3
5. 岡西愛濃「清水紫琴『こわれ指環』論―その基底となるもの」『同志社女子大学大学院文学研究科紀要』通巻3、2003.3.15
6. 岡西愛濃「女性をめぐる時代状況と『女学雑誌』―『こわれ指環』の背景」『同志社女子大学大学院文学研究科紀要』通巻5、2005.3.15


四、 歴史文化・文学事典・理論全般
1. 牛島義友『女子の心理』、巖松堂書店、1943.4
2. Edmund W. Sinnott著・飯島衛訳『人間・精神・物質』、紀伊國屋書店、1958.2
3. 三宅剛一『人間存在論』、勁草書房、1966.8
4. 伊藤整・他編『新潮日本文学小辞典』、新潮社、1968.1
5. 久松潜一・他編修『現代日本文学大事典』、明治書院、1968.5
6. 北村晴朗『自我の心理』、誠信書房、1969.1
7. 吉本隆明『吉本隆明全著作集4〈文学論Ⅰ〉』、勁草書房、1969.4
8. 村上益子編『婦人論のイデオロギー』、現代書林、1969.8
9. G・ロゾラート他著・佐々木孝治訳『欲望と幻想』、サイマル出版会、1970.4
10. 田中義久『個人と社会―社会学と実存主義の視座構造』、みすず書房、1971.8
11. 小原信『孤独と連帯』、中央公論社、1972.2
12. 紅野敏郎・他編『明治の文学〈近代文学史1〉』、有斐閣、1972.6
13. 吉本隆明『吉本隆明全著作集14〈講演対談集〉』、勁草書房、1972.7
14. 高群逸枝『女性の歴史(下)』、講談社、1972.8
15. 吉本隆明『吉本隆明全著作集11〈思想論Ⅱ〉』、勁草書房、1972.9
16. 梅原猛『笑いの構造』、角川書店、1972.10
17. 松村康平・小口中彦編集『女性心理学(上)』、福村出版、1973.5
18. 宮城栄昌・他編『新稿日本女性史』、吉川弘文館、1974.4
19. 石塚経雄『ベルジャーエフ研究―実存的人格主義と弁証法的自己否定の倫理』、明玄書房、1974.4
20. 長谷川泉『近代日本文学―鑑賞と研究―』、明治書院、1976.2
21. 岡本重雄『無我の心理学』、朝倉書店、1976.4
22. 柳田國男『明治大正史 世相篇(下)』、講談社、1976.6
23. 日本近代文学館・子田切進編『日本近代文学大事典 第三巻』、講談社、1977.1
24. 赤木志律子『女性〈日本史小百科2〉』、近藤出版社、1977.11
25. 西山松之助編『遊女〈日本史小百科9〉』、近藤出版社、1979.9
26. 吉本隆明『共同幻想論』、角川書店、1982.1
27. 日本放送協会『大学講座 女性論の系譜』、NHKサービスセンター、1981.4
28. 女性史総合研究会編『日本女性史4近代』、東京大学出版会、1982.5
29. 水田宗子『ヒロインからヒーローへ』、田畑書店、1982.12
30. 近代作家研究事典刊行会編『近代作家研究事典』、おうふう、1983.6
31. 松本伸夫『思春期心理学』、学文社、1983.12
32. 駒尺喜美『魔女の論理』、不二出版、1984.6
33. 水島恵一『自己と存在感〈人間性心理学大系 第五巻〉』、大日本図書株式会社、1986.9
34. 上野千鶴子『女という快楽』、勁草書房、1986.11
35. 脇田晴子・林玲子・永原和子編『日本女性史』、吉川弘文館、1987.8
36. 坪井洋文代表『家と女性-暮しの文化史〈日本民族文化大系10〉』、小学館、1985.2
37. 河野信子『家族幻想』、新評論、1986.2
38. A.H. マズロー著/小口彦訳『人間性の心理学』、産能大学出版部、1987.3
39. 佐伯順子『遊女の文化史』、中央公論社、1987.10
40. 石本隆一・他編纂『日本文芸鑑賞事典-近代名作1017選への招待 第2巻』、ぎょうせい、1987.10
41. 山下悦子『日本女性解放思想の起源』、海鳴社、1988.10
42. 大濱徹也・熊倉功夫『近代日本の生活と社会』、放送大学教育振興会、1989.4
43. 国文学編集部編『作品別・近代文学研究事典』、学燈社、1990.4
44. 女性史総合研究会編『日本女性生活史4近代』、東京大学出版会、1990.8
45. 山根常男『家族と結婚 : 脫家父長制の理論を目ざして』、家政教育社、1990.11
46. 前田愛・長谷川泉編『日本文学新史・近代』、至文堂、1990.12
47. 水田宗子『フェミニズムの彼方 女性表現の深層』、講談社、1991.3
48. 国文学編集部編『近代文学作中人物事典』、学燈社、1992.8
49. 市古貞次代表『増訂版・日本文学全史5近代』、学燈社、1990.3
50. 小山静子『良妻賢母という規範』勁草書房、1991.10
51. 下山弘『遊女の江戸』、中央公論社、1993.3
52. 青木透『恋愛幻想論』、芸文社、1993.8
53. 有精堂編集部編『時代別日本文学史事典 近代編』、有精堂、1994.6
54. 石井良助『女人差別と近世賎民』明石書店、1995.1
55. 呉淑芬『花的奇妙世界: 四季花語錄160則』、綠生活、1995.5
56. 清永孝『良妻賢母の誕生』、筑摩書房、1995.7
57. 鶴見和子他監修・奥田暁子編『Ⅴ 鬩ぎ合う女と男-近代〈女と男の時空-日本女性再考・全6巻〉』、藤原書店、1995.10
58. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.3』、日本女性学会、1995.11
59. 見田宗介ら著『自我・主体・アイデンティティ』、岩波書店、1995.12
60. 牟田和恵『戦略としての家族―近代日本の国民国家形成と女性』、新曜社、1996.7
61. ジャン・ラプランシュ/J・B・ポンタリス者・福本修訳『幻想の起源』、法政大学出版局、1996.11
62. 堀内秀晃・秋山虔校注『竹取物語・伊勢物語』、岩波書店、1997.1
63. K.バリッジ著/宮永国子訳『個のアイデンティティ―誰かであること、誰でもないこと』、世界思想社、1997.1
64. 総合女性史研究会編『家と女性〈日本女性史論集3〉』、吉川弘文館、1997.12
65. 総合女性史研究会編『婚姻と女性〈日本女性史論集4〉』、吉川弘文館、1998.1
66. 秋山さと子『「家族」という名の幻想』、双葉社、1998.5
67. 総合女性史研究会編『教育と思想〈日本女性史論集8〉』、吉川弘文館、1998.5
68. 藤田正勝・松丸壽雄編『欲望・身体・生命―人間とは何か』、昭和堂、1998.8
69. 梶田叡一『意識としての自己―自己意識研究序説』、金子書房、1998.11
70. 平田由美『女性表現の明治史』、岩波書店、1999.11
71. 根本橘夫『人と接するのがつらい―人間関係の自我心理学』、文藝春秋、1999.11
72. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.7』、日本女性学会、1999.12
73. 清水学『思想としての孤独』、講談社、1999.12
74. 青木保・他編『女の文化〈近代日本文化論8〉』、岩波書店、2000.2
75. 亀井秀雄『明治文学史』、岩波書店、2000.3
76. 第八巻編者米谷匡史『京都哲学撰書 第八巻 和辻哲郎「人間存在の倫理学」』、燈影舎、2000.7
77. 福沢諭吉著/林望監修『女大学評論・新女大学』、講談社、2001.1
78. 野山嘉正・安藤宏『近代の日本文学』、放送大学教育振興会、2001.3
79. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.9』、日本女性学会、2002.1
80. 第二十三巻編者酒井潔『京都哲学撰書 第二十三巻 三宅剛一「人間存在論の哲学」』、燈影舎、2002.7
81. 小野武雄『吉原と島原』、講談社、2002.8
82. 岸田秀『幻想の未来〈唯幻論序説〉』、講談社、2002.10
83. 日本女性学会学会誌編集委員会編『女性学Vol.10』、日本女性学会、2003.1
84. 若桑みどり『お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門』、筑摩書房、2003.6
85. 永原慶二・住谷一彦・鎌田浩編『家と家父長制』、早稲田大学出版部、2003.7
86. アリス・メイベル ベーコン(Alice Mabel Bacon)著、矢口祐人・砂田恵理加共訳『明治日本の女たち〈大人の本棚第2期〉』、みすず書房、2003.9
87. 編著者R. K. アンガー・訳者日本心理学会ジェンダー研究会『女性とジェンダーの心理学ハンドブック』、北大路書房、2004.3
88. 加藤秀一『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか-性道徳と優生思想の百年間』、筑摩書房、2004.8
89. 田端泰子・上野千鶴子・服藤早苗編『ジェンダーと女性』、早稲田大学出版部、2004.10
90. 網野善彦『中世の非人と遊女』、講談社、2005.2
91. 井上俊・船津衛編『自己と他者の社会学』、有斐閣アルマ、2005.12
92. 紀田順一郎編『近代世相風俗誌集⑤明治時代の風俗』、クレス出版、2006.1
93. 沖浦和光『「悪所」の民俗誌―色町・芝居町のトポロジー』文藝春秋、2006.3
94. 伊藤美奈子編『思春期・青年期臨床心理学』朝倉書店、2006.8
95. ウィリアム・B・アーヴァイン著/竹内和世訳『欲望について』、白揚社、2007.12
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